和食は健康に良いかもしれないがそれだけで長生きできるわけではない

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タイトルの表現がすごく難しいのだけど、戦後において日本人の平均寿命、健康寿命が伸びたのは伝統的な和食のおかげだけというわけではなく、社会インフラの整備や健康医療面の技術の進歩と環境整備、さらには社会全体の治安の維持改善ってのがある。食生活はもちろん健康維持、そして寿命を伸ばす一因になるけれど、それだけで寿命が伸びるわけでは無い。

指摘されている通り、本当に和食だけで健康寿命がもりもり伸びるのならば、戦前の寿命は今ぐらいに長かったはず。そうではないのは食生活の面である程度優れている部分があったとしても、それ以上に寿命を縮める、さらにはぶった切る要素が多々あったから。食中毒とかも結構あったよね、戦後に至っても。


冷蔵庫の普及率もどこかにデータがあったし、本家サイトで記事にした記憶もあるのだけど......と思い返して。消費動向調査にはデータがあるはずなので、今度精査の対象に加えよう。宿題。冷蔵庫はあるのが当たり前過ぎて、普及率動向まで気にならなかったわ。

冷蔵庫が普及し始めたとしても、自分で生鮮食品を運ぶわけにはいかないから、流通網における食品管理の体制が整っている必要がある。今ではコンビニでも普通にお刺身が並ぶようになっているけど、数年前には「コンビニで刺身!? マジかよ」的な感じでニュースになったほどだからね。

で、指摘されている通り、和食を語る際のその中身って重要だよね、的な感はある。和食のおかげで健康寿命がもりもり伸びているという話には、その和食の中身ってなんだろう、と。雑穀に味噌汁にたくわん、青菜ぐらい?

まぁ、確かにごてごての油系の食品がずらりと並ぶよりは、シンプルで野菜や穀物系が多い日本食の方が健康そうに見えるけど。あ、以前も記述した記憶があるけど、そもそも「和食」と「日本食」の違いも考えなきゃならないな。例えばカレーライスとか、ね。

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このページは、不破雷蔵が2017年3月21日 07:54に書いた記事です。

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