日本における電気冷蔵庫の世帯普及率推移。1971年に9割を超え、1977年に98%を突破。後は天井での誤差範囲の動き。2004年で調査項目から除外、つまりほぼ100%普及したとの認識。 pic.twitter.com/KEIma18QFm
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年3月20日
先日【和食は健康に良いかもしれないがそれだけで長生きできるわけではない】で、日本に生鮮食品が一般家庭にごく普通に並ぶようになったのはそれほど昔の話じゃない、和食云々とあるけど今の和食と昔の和食はイメージというか構成そのものが随分と異なるという話をした。まぁ、タイムスリップものの作品で食事を作る際に、冷蔵庫やら流通機構やら今では当たり前のものが存在しないので、色々と難儀するってのは認識されているはずなのだけど。
で、電気冷蔵庫の日本国内での普及率の話。総務省の消費動向調査では二人以上世帯に関して戦後の1957年辺りから調査を始めている。高度成長期にぐんと伸びて、1971年には9割に届いた形。この辺りでようやく食品市場も「家庭では冷蔵庫がある」という前提で商品開発を本格的に行えるようになったんだろうな、と。
消費動向調査では2004年から2005年にかけて調査対象を切り替える作業を行っており、電気冷蔵庫の普及率調査はこの切り替え時に終了している。つまり実質的に100%普及したも同然なので、もう調査する必要は無いよねとの判断が下されたことになる。
グラフを見れば分かる通り、ほぼ100%に届いたのは1970年代後半。大体40年位前。冷蔵庫が前提の食生活となってから、まだ半世紀も経っていないのだな。
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