「ツイッターがいかに隔絶された世界か、よく分かりますね。」と仰っているが、その隔絶された世界は、自身で選別したフォロー先とブロックやミュートによって作られたものなので、隔絶された世界を創り出したのは、ツイッターではなく、自分自身。それが証拠に、関連ワードはトレンドに上がってくる。 https://t.co/hd4JWj6KtG
— タクラミックス (@takuramix) 2017年3月28日
ネットの情報はクローズドな設定をしていない限り、環境さえ用意すれば誰もが自由に取得できるのだけど、すべての情報が即時に全部自分の手元に入ってくるわけじゃなくて、自分で取捨選択、検索探知して持ってくる必要がある。なので、ツイッターだろうがブログだろうがソーシャルメディアだろうが、存在している情報はすべてオープンではあるのだけど、それがすべて把握されているわけではないのも同意となる。グーグルマップではデータ公開されている部分はすべて閲覧できるけど、世界中の隅から隅まで細かく見定めた人は居ないって例えれば分かりやすいかな。
ツイッターが隔絶された云々ってのも、その情報の概念の把握の仕方のミス的な発想でしかない。
承前)ツイッターは情報を集めやすいツールだと思われているが、フォローする相手やブロックする相手を自分が選んでいるので、自分の視点に隔絶された世界がTL上に現出しやすい...という事ならわかるが、いきなり「ツイッターがいかに隔絶された世界か」と言われると凄い違和感がある。
— タクラミックス (@takuramix) 2017年3月28日
承前)尚、ツイッターに限らず、あらゆるメディアには、その特性の違いから必ず偏りが発生する。ツイッターでトレンドになっても、新聞では話題になっていない場合もあるし、その逆もある。テレビとラジオでもかなりの違いがある。それを「隔絶」とネガティブに捉えるか「補完」とポジティブに捉えるか
— タクラミックス (@takuramix) 2017年3月28日
承前)ツイッターだけを見て世の中をわかったつもりになるのも危ないが、新聞だけで世の中がわかると思い込むのも危険だろう。
— タクラミックス (@takuramix) 2017年3月28日
つまり、様々なメディアの性格の違いを意識して、情報を補完し合うものとして利用して行く姿勢が、事実を捉え、情報を活かすために重要であるという事だと考える。
指摘にもある通りソーシャルメディアは多分に交流ツールである以上、自分が追いかけたい情報が集約される。不特定多数の情報を収集しているアカウントをチェックしていればある程度集中偏向のリスクは避けられるけど、それは逆に情報収集の際のメリットを損なうことにもなりかねない。なので、その辺りの情報の仕切り分け、取得の際の留意が欠かせない。情報の欲しい方面の話は濃いレベルで、果たしてこれは世間一般的なものなのか否かを精査するのには広く浅くの情報源をつついて見るとか、トレンドのキーワードをチェックしてみるとか。
今回はツイッターがやり玉に上げられたけど、そのツイッターですら自分のフォローしているアカウント次第で情報はいくらでも偏りを見せる。某新聞に「R18的な広告ばかりが載っている」と指摘したら、それが実は閲覧者の閲覧履歴に基づき最適化された広告だったというオチが付いたケースを思い起こさせる。ディズニーランドに行って「ウエスタンリバー鉄道」や「ビッグサンダー・マウンテン」ばかり乗った上で、「ディズニーって鉄道しかないんだぜ」とドヤ顔するようなものなのだよね。そしてこのような特定媒体に偏り云々ってのは、実のところ新聞やテレビのような従来型のメディアでも生じうる話だったりする。
ソーシャルメディアはツールでしかない。その上でやり取りされる情報に偏りがあると感じたら、それはそう感じた人の取捨選択が偏っているからに他ならないのだな。
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