「知っている人がいたらRTをお願いします。どこまで知られているかを調べています」とか「このツイートをいいねした人は明日素敵な出来事を体験できるかもしれません」という類のはアカウントをたどると正体がすぐにバレるので、お止めになられた方がよろしいかと思うのです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年3月26日
先日ツイッター上でリツイートされてきた「知っている人がいたらRTをお願いします。どこまで知られているかを調べています」なる文言とボンタンアメの写真が掲載されたツイート。この類の賛否を求める話に、アンケート様式ではなくわざわざリツイートなり「いいね」を求める方法論は、何か裏があると見て間違いないという経験則から、該当のアカウントをたどったところ、「●×したらRT」「いいねしたらよいことがあるかも」そしてプロフィールには「お仕事募集中」。ありがちな認証欲求の体現化で、あとはツイート上に広告(のリツイート)が定期的に流れていたらフォーカードとなるところだった。
「調べていますからRT」云々で実際にリサーチの結果が発表されることは滅多にないし、現状ではアンケートの仕組みが実装されているので、それを使えばよいまでの話。RTしてほしい云々が入った時点で、そこに別途思惑があると見て間違いない。
ツイッターの場合はリツイートなどがされると、単独のツイートのみが目に留まるので錯覚しやすいのだけど、その内容が全体として、あるいは発信者にとってどのような意味合いを持っているのかに関し、アカウントをたどって最低でもプロフィールと前後数件のツイートを確認した方が良い。掲載されている1作品だけを見て雑誌全体の雰囲気を推し量ることはできないし、漫画の1コマだけを見てその作品全体の実態を知ることは難しいのと同じ。評判のコマが載っている単行本を買ってみたら酷かった、なんていう経験は結構あるはず。
面倒くさい? 確かにその通りなので、やたらめったらリツイートをしないのが無難ではある。
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