検索結果に事実検証の結果を表示するとのことだけど

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米Googleは4月7日(現地時間)、Google検索の結果およびGoogleニュースで、コンテンツの「ファクトチェック」(事実確認)ラベル表示を開始したと発表した。昨年10月に英国など一部の国で開始したものを、同日から日本を含む世界で実施する。


検索内容によって、「ファクトチェック」ラベル付きのコンテンツが表示される。Googleのヘルプページによると、こうした検索結果は「サイトオーナーのファクトチェックに基づき、検索クエリに関連する主張が正しい、誤りである、それ以外である(「部分的に正しい」など)ことを示して」いるという。


先のYouTubeでの広告プログラムと同じタイミングで発表導入された、Googleの検索結果におけるファクトチェック周りの機能導入。要は検索結果に対してその内容が事実か否について、ファクトチェックサイトが精査した結果を合わせ表示するというもの。

記事で説明されている通り、全ての検索の結果の全結果候補に関し、このチェック結果が表示されるわけではない。またチェックサイトによって事実の是非に関して異なる判断を示すこともある。

...で。米大統領選挙以降問題視されていることではあるのだけど。ファクトチェックそのものは悪い話ではないのだけど、それがフェイクか否かを精査する上での裏付けとか取捨選択において、公平なものか否かとの問題がある。チェックした側が正しい知識と判断を持つ保証がどこにあるのか、そしてチェックする対象の選択そのものが公平か否か。囲碁の石入れから黒の碁石ばかりを意図的に抜き取り、この容器の中には黒しか入っていないというやり方もできるわけだ。

一方で、このファクトチェックが正常に機能するのなら、悪質系まとめサイトの多分、そしてウェブ上に転用されている報道記事の少なからずは、フェイクと判断されても当然であり、むしろそうならない限りはファクトチェックの意味は無いと考えてしまうのだけどな。

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このページは、不破雷蔵が2017年4月 9日 07:17に書いた記事です。

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