(新聞の整理部の方には、新聞の見出しが不正確だったり誤った解釈に誘導しがちだと「誤報」扱いされてメディアの声価を落とす、というネットの力学を何卒ご理解いただきたく...)
— Naoki Asakawa / 浅川直輝 (@nasakawa) 2017年4月18日
いわゆるスポーツ紙のタイトルとか電車のつり革広告における見出し詐欺的なものとの連なりがあるのだけど、題名部分で釣る類の新聞記事に関して、その不誠実性や誤報がよく指摘される、目立つようになってきた。「インターネットに掲載されることを前提とした記事となり、とにかく目を引くようなタイトルにする傾向が強くなった」との指摘もあるのだけど、実のところは昔からそういう手法でなされているだけで、ネット時代となってそれが可視化され、露呈しただけなのかもしれない。
で、そのようなやらかしが相次ぐと、意図的な誤報とか怠慢な結果としての誤報も合わせ、メディアとしての品質、評価、声価が落ちるよとの指摘。まったくもってその通りであり、それはネットの力学云々というよりは、単にネットでやりやすくなっただけの話ではないかなと思うのと共に、今やこれ以上落ちる余力があるのか否か、全世界は知らんと欲す。
「わかりやすく」という条件のもと「言葉の定義がずれてしまう言い換え」になることがあるので、そこはなんとか......と思う>前RT
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年4月18日
(言い換えについては自分でも誤解を生まないように気をつけている部分ではありますが)
「分かりやすいが正しいとは限らない」ですね(°ω°)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年4月18日
...もっとも最近では「分かりやすくすれば正しくない話でも信じてもらえる、注目を受けて利益になる」的な悪用の仕方をしている筋が多々あるのが実情ですが。https://t.co/knAJT848Au
分かりやすくするために表現を変える。これは良くある話。そしてその際にまったくもって同じ内容とするのは難しいため、本来の意味とはずれが生じてしまうこともある。これも良くある話。でもその許容範囲を超えたずれが生じたり、最初から別方向の意味を求めるために分かりやすくさせるという事例が多々見受けられているし、そのような事例こそが問題視されているのもまた事実。
「分かりやすいが正しいとは限らない」。そして「分かりやすい方が扇動にも誤誘導にもビジネスにも使いやすい」。この事はよく認識しておかねばならないし、伝える側もしっかりと覚え置き、その魔力に捕らわれることのないように注意しなきゃならないのだな。
コメントする