でも、いくら顔を真っ赤にして本人アカウントで宣伝し続けても、やっぱりツイッターなんで流れて行っちゃうから「えー○○で原画展やってたんですね!?知らなかったー!もう一度来てください!」って@をよくもらい、「これは果てしない作業だ!」ってその度凹んでました
— 羽海野4/26〜大丸・梅田店原画展 (@CHICAUMINO) 2017年4月23日
羽海野先生に限らないけど、ツイッターで告知がんばりたい作家さんと、一部のツイッターでつながっただけで相手を友達かなんかと勘違いしちゃうタイプのフォロワーさんの行き違いつらい
— きづきあきら (@kidukira) 2017年4月23日
数十万人ものフォロワーを持つ「3月のライオン」の作者羽海野チカ先生でも、ツイッターで宣伝し続けても効果が薄い云々という話をしているのを見るに、力を持つということと、それを有効に使いこなせるのは別の問題なのだなあという実態をつくづくと感じさせる。
ツイッターは使っている人には役に立つツールに違いないけど、すべての利用者が同じような使い方をしているとは限らないし、また日本人すべてがツイッターを使っているわけでもない。届いてほしい相手がツールを使っていなければ、届くはずはない。日本語を知らない人に日本語で話しかけても意思伝達はできないってこと。これはツイッターに限らず、すべての情報伝達・意思疎通ツールに言える話。
また、ツイッターに限っても、色々と特性があるので、それを認識した上で上手に使いこなす必要がある。羽海野先生はすでにやっているようだけど、アカウント名にどうしても伝えたいことを書き記して置いたり、自分のツイートのトップに固定する形でイベントの詳細や解説ページへのリンクをしておいたり。また、壁紙にも告知したい内容を記しておくとよりベター(これはウザいとの指摘もあるので何か別の、個性的なものでもいいんだけど)。
加え。ツイッターの場合に限るけど、指摘されている通りツイートって流しそうめんとか回転寿司みたいな感じで、どんどん流れて行ってしまうので、フォローしてくれている人すべてが自分のツイートを読んでいるとは限らない。RSSみたいな使い方をしているのはごく少数で、多分は「自分がアクセスしたときにたまたま目に留まったものを見る」程度であり、「見逃したものがあっても気にしない」って感じなのだろう。
だから一度二度ではなく、繰り返し告知する必要がある...のだけど、何度も繰り返すとそのたびに見ている人はうんざりしかねない。だから必要最小限でかつ効果的な反復にする必要がある。ツイッター内部にあるアクセス解析ツールなどを見て、自分のツイートがいつごろよく見られているのかを確認し、良いころ合いに「放流」する。また、ぱっと見で注目を集めるようにサムネイル的な画像は欠かせないとか、目を背けられるような表現は避けるとか、極力分かりやすい表現を使うとか(アレな言い回しなどを使うと直接避けられるのはもちろん、リツイートなどもされにくい)。
この辺りはウェブとかブログでの告知方法論と近しいものがあるので、そちらで色々と経験を積んでいる人は「ああ、なるほど」と理解できるのだけど、ね。
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