今朝の アマゾンのマーケットプレイスにおける詐欺業者問題 https://t.co/Yey61uDTxu に関して「マケプレでアマゾン出庫でもリスクはある」との指摘がありました。取引全体で見れば確かにその通りで、物品の内部精査が成されているか否かは
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年4月26日
顧客側からは判断ができません。その観点ではニセモノをつかまされるリスクは確かにあります。他方、今件の詐欺業者問題ではネット経由のみでいくらでも増殖させて出来るのが特徴であり、わざわざフェイクの物品を用意する必要性は無いのです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年4月26日
その点を考慮すると、少なくとも今件の一連の手法では、アマゾン出庫ならば避ける事ができるとした次第です。100%すべての詐称問題をクリアできるわけではありません。その点をご了承いただければ幸いです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年4月26日
先日掲載した【アマゾンのマーケットプレイスにおける詐欺業者問題】の補足というか追加情報的なお話をいくつか合わせて。まずは記事展開後にいただいた意見へのお返事的なもの。確かにマーケットプレイス業者の中にはアマゾン出庫であっても、その中身が100%正規の商品であるか否かは確かではない。実際に、別物とかまがい物とかをつかまされたとの事例はある。ただそのようなものは今件の詐欺業者事案とは別物であり、一緒に語るのはどうかな、ということで話は省いておいたまで。今件はネット経由のみでやらかすことができるのが最大の特徴。
なお今件に関してアマゾンにいくつか問い合わせをしたけど「公開できる範囲での回答を」との但し書きで問い合わせたら、なんだかお茶を濁したような、問い合わせ内容と軸のぶれた回答しか戻って来なかったので、やはりお話できない部分での問題なのだろうなあ、という感はある。
2週間待っても商品届かず連絡もなし Amazonで多発中の「マーケットプレイス詐欺」問題、被害者に聞いた - ねとらぼ https://t.co/H01tq0Lj0k @itm_nlabさんから
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年4月26日
正規品が出品停止に Amazonマーケットプレイス詐欺、正規業者にも飛び火 https://t.co/4fB7g4pPNw 「詐欺業者が大幅に安い価格でマーケットプレイスに出品したことで、Amazonのシステムが正規品の価格を異常に高いと認識し、出品停止になった」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年4月26日
Amazonマーケットプレイス詐欺にメーカーが注意喚起 正規の業者が出品停止になる影響も?(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース https://t.co/D4Z4KEJdHK @YahooNewsTopics
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年4月26日
同Twitterによれば、詐欺業者が大幅に安い価格でマーケットプレイスに出品したことで、Amazonのシステムが正規品の価格を異常に高いと認識し、出品停止になったとしている。26日現在は、全ての製品が正常に出品されているという。
今件に関して「異様な値下げをしている業者は自動的なパージをするプログラムを......いや、それは難しいかな」と思っていたら、逆に高い業者を自動パージする仕組みはあったようで、詐欺業者が極端な安い価格で出品することにより正規業者が相対的に高過ぎると判断されてパージされるという、本末転倒的な事案が発生している。システムの隙をついたというか、バグ的なものを悪用されているというか。
結局、ある程度リテラシーを有する人なら気が付くのだろうけど、初心者とかあまり知らない人はサクッと騙されてしまう。補償制度を知らない人はアマゾンへの手続きもしないので損をしっぱなし。個人データを盗取されて、新たな詐欺業者アカウントのダミーデーターとして使われたとの話もある。
例の詐欺業者、やはり各カテゴリでトップのアイテムに対して自動生成される仕組みのようで、例えば任天堂のNintendo Switch https://t.co/31X2mJDCbu では複数の詐欺業者アカウントがターゲットにしています。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年4月26日
詐欺業者のアカウントは新品でけた違いの安値を出してくるので、当然データ上はそれが最安値に。アマゾン側も逐次詐欺業者を削除しているようですが、イタチごっこ状態なので、新品(マーケットプレイス)の価格の最安値チャートが奇妙な形になっています。 pic.twitter.com/12Xg8cH7wu
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年4月26日
詐欺業者の行動ロジックとしては「新規にアカウントを取得するか、一段階認証をしていた古い、今はもう使っておらず放置しているアカウントを盗取」と「カテゴリのトップランキングにある商品を安値で取り扱う」の2段階があるように見える。該当する商品を確認すると、アマゾン本家からではなくマーケットプレイスの新品の値動きを見るに、 詐欺業者がべらぼうな安値で出品→アマゾンが詐欺業者を削除して通常の業者が最安値→新たな詐欺業者がべらぼうな安値で出品 のパターンを繰り返すので、値動きチャートが奇妙な形になってしまっている。
また、例えばゲームソフトなどはカテゴリのトップ変動が激しいので、複数のタイトルが侵略されてしまっている。この挙動を見るに、あるいは一度カテゴリトップとして目をつけられると、しばらくは詐欺業者アカウントのターゲットとなるような仕組み、データの共有化がなされているのかもしれない。
今回のような事案がアマゾンで起きた、楽天などでは生じていないのは、ひとえにアマゾンが世界展開をしているから。市場が大きければ確率は低くても実数としては大きなものとなる。それだけ詐欺業者にしてみれば稼ぎやすい市場ってわけだ。抜本的な仕組みの変革が急務だろうなあ、これ。
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