レゴを「原価の安いプラスチックのカケラで大儲け」なんて言い放つツイートを見かけてゲンナリ。っていうか世間の認知なんてそんなもん?あれだけ安定したブロックを製造して、どの組み合わせでもピッタリ組み合うのがどれほど凄いことか解らないのか...。これ、バンダイ製品への誤解と似てる気もする。
— Ayasekaz (@ayasekaz) 2017年4月29日
指摘されている大元のツイートは当方も視認したのだけど、やさしみの感からあえて引用はしないでおくとして。そのような指摘に関して当方もまたがっかりというか「ばーかばーか」「いちからか? いちからせつめいしないとだめか?」的なあおりツッコミをしたくなったりする。
大よそツイート上でツッコミされているのと同じ意見ではあるのだけど、加えて組み合わせの巧みさとか「それらしさ」を生み出すデザイン的なセンスの集大成的なものとか...とここまで書いて気が付いた。これ、アレだ。いわゆる原価厨以上の何物でもないわ。
で、該当ツイートのレスに色々とあるけど、確かにレゴの根幹部分の特許は前世紀に切れていて、今では中国などの互換をうたう類似商品が色々と出ているのだけど。レゴ社の新商品の発表があったりアイディア募集コーナーに投稿がなされると、さくっとそれっぽいものを模造して作り上げてしまったり、販売業者は「互換品」「同等品」「並行輸入品」「レゴ風」といった紛らわしいネーミングで売り込もうとしているし、あまり気持ちの良いものでは無かったりする。加え、説明書のていねいさとか造形そのものの構造とかが、やはり違うのだよね。
ともあれ。商品やサービスをその原材料価格で云々するってのは、一言で表現すると下衆でしかない。世の中にはそういう人も存在するのは確率論的に仕方がないのだけど、そのような人には「近寄っちゃいけません」的な対応をするのが一番なのだろう。単に思い違いだけなら教え諭すってのも選択肢としてはありだけど、多分にそういう考えを行動原理の軸として持っていたりするからねえ......。
コメントする