スライドって細かい字でめっちゃ書く人とか居るけどほぼ読めないので、イメージっぽい画像かデカイ文字になるべくしてる。
— GOROman@Japan (@GOROman) 2017年4月28日
細かい字のスライドを喜ぶ人って、「会社に持って行って報告書代わりにする人」なんですよね。だったら講演のテキストが後から提供された方がずtといい。プレゼン資料は話のエフェクトなのでシンプルに効果的に。 https://t.co/7UTbrLSUgd
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年4月30日
プレゼンテーション、講演をする際に説明用の映像として出力のために作り上げる解説スライド。パワーポイントで作る人が多いけど、スクリーン投影が前提の場合は小さい文字では読めないので、必然的にでかいものとなる。他方、そのスライドを手元に残すために持ち帰りたい人にとっては、細かい資料の方がありがたい。なんだか矛盾。
以前も言及したけど、投影するスライドはあくまでも概念的なもの、解説サポート的な存在で、解説そのものではそれを骨組みというか足がかり的なものとして、色々と肉付けしながら説明していく。聞き手側はおそらく同時に配られているであろうスライドと同じ内容のプレゼン資料に、講演の内容を書き記しながら補完していく。いわばスライド≒プレゼン資料は塗り絵みたいなものと思えばよい。細かい資料に需要があるのなら、別途作って提供するのがベスト。
これは @hortense667 さんと以前議論した結果出てきたんだけど、「現在の日本のビジネスパーソンの中で、パワポはワープロソフト化」している現状がある。これはすなわち、文書のペーパーパラダイムの帰結。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年4月30日
パワポ文書の問題点は、
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年4月30日
・すべてがテキストでないので、(現状では)機械の中での再利用性が低い
・ページめくりとともの話が飛ぶので「なんかわかった気になる」が本当はそうでもない
ことだと思っている。
いわゆる「霞ヶ関パワポ」って奴があるんですが、あれは「少ない枚数で詰め込む」「印刷して資料に残す」「なんかわかった気になる」の3点の帰結で、よくできているんだけど、プレゼン資料としては最低なので、それでプレゼンされると全然頭に入ってこない。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年4月30日
細かい文字のパワポがどんどん肥大化して成長していく理由は、企業の階層構造と上司の(よくわからないけど)何か言わなきゃ仕事をしてないんじゃないか強迫の連鎖で、偉い人に見せれば見せるほど、補足、詳細説明、対立概念、図解が芋づる式に付け足される事による気がする
— NuCode (@NuCode) 2017年4月30日
実際、万能ツールですからね。我々の貝瀬のための元図を作るときはプレゼンソフトです。そのほうが楽だし。 https://t.co/VtC6BnRVAw
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年4月30日
官公庁資料ではこのパワポ資料、いわゆる霞が関曼荼羅的なものが流行りだけど、これは多分に「分かったつもりになれる」という呪文をかけることができるから。これが曲者で、つもりになれるだけであって本当に分かった領域には足を踏み入れられないので、それのみでは単なる無駄と指摘されても仕方がない。その資料を基に根幹部分を精査する時に、はじめて役に立つ。骨を見ただけでは全体像はつかみにくいという感じ。あるいはテストの過去問をコピーして勉強した気分になるような。
そして指摘されている通り、この霞が関曼荼羅的なパワーポイントによるスライド資料は「仕事をしているつもり」をアピールするのには、受け手にとっても発信側にとっても、きわめて都合の良いツールであったりする。当たり障りが無いのだけど、何の解決にもなっていない......というと言い過ぎかもしれないけど。
脳内でもやもやまとめている新著企画のひとつに、「日本人が今のような文書を作るようになった歴史」(という内容のものではなく、軸は別にあるけどそれはなにか言わない)があって、ワープロとプレゼンの話とか、「神エクセル」問題とかは、そこにまとめようと思っている。(まだ思っているだけ)
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年4月30日
企業向け有料イベントの差別化策として、「有料参加者には、セッションの書き起こしをすぐに送付するので、報告書作成が楽ですよ」というパターンはあるよ、と提案したことはある。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年4月30日
とにかく法案なり予算なり1枚でまとめろと言われたときに各方面気にしすぎて要素をそぎ落とせずに作ってしまう文化の産物ですね。数々の時間と関係者の承認(クリア)を経て作られた結晶、いわゆるポンチ絵。かけた手間ゆえ組み合わせて安易にプレゼン出来上がりにすることが多い(そうしてた) https://t.co/YBEXfQ0bXn
— すんくぼ (@tyranusII) 2017年4月30日
すごく分かるし、懐かしい。法案や予算など各省との調整が発生する場合に顕著だけど、「漏れなく」「論理的に」という行動原理を体現したようなパワポだったな。転職直後はその呪いが抜けずプレゼンの際は苦労したものだ。 https://t.co/24k2PHmumZ
— ユキ (@snow_island) 2017年4月30日
みんな本当はパワポが好きなんじゃない? ワープロの代わりというのもわるい話じゃない。 https://t.co/ti4XVfVdNC
— 遠藤諭 5/17「マストドン会議2」開催 (@hortense667) 2017年4月30日
霞が関スタイル、僕は曼荼羅図と呼んでます。四方八方お役人さんが苦労しているようすが忍ばれる。 https://t.co/XMn4htBMvU
— 遠藤諭 5/17「マストドン会議2」開催 (@hortense667) 2017年4月30日
まぁ、官公庁の公開資料でもいわゆる霞が関曼荼羅的なパワーポイントのスライド資料でオシマイってことはなく、実資料やデータも同時に提供されているので問題はない(先行発表の概要時点では、この曼荼羅だけしかないってケースもあるので頭を抱えてしまうのだけど)。
また、指摘されている通り、企業向けイベントに限らず、さまざまな方法論として無料体験者にはポンチ絵的なスライド資料のみ、有料の参加者には詳細な資料を別途提供するって形で差をつけるのは、興味深い視点に違いない。要はスライド資料が無料体験のお試し版で、実資料は有料製品ってわけだ。
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