コンテンツを作る際に競合をアピールしないように気を付けるか否か

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例えば某国営放送は企業の宣伝にならないようにクレジットを極力外した上で商品を映すとか、ある会社がスポンサーのドラマではその競合他社の商品やブランドは使わないようにするとか。個人で楽しむのならともかく、宣伝目的で創られたコンテンツとか、何らかの形で支援を受けた上で構築されているものは、その辺りの配慮が必要になる。吉野家のCMに松屋の建物が映っていたりとか、ソフトバンク一社が提供する番組でドコモのスマホが使われていたりとか俳優がauの宣伝シャツを着ていたりとか、好ましいとは思えない。

で、記事を書く時にも宣伝的なもの、要はタイアップ記事なら当然、そうでない時にも比較検証記事の類でない限り、その辺の配慮はそれなりに行うことになる。宣伝行為ではないのだから別にいいじゃん、と思うかもしれないけど、紹介や評価記事にしても、他の有名どころの話が入ってくると、それがノイズとなり、記事の体裁としてもよろしくないものが出来上がってしまう。

その辺は書き手、作り手が評価対象となるサービスや商品の作り手側だとしたらどのように思うだろうかと考えれば、やってよいことか否かはすぐに理解できるはずなのだけど。繰り返しになるけど、個人で楽しむ分には何の問題も無い。けど、商業的なあれこれが少しでも絡んでくるのなら、気にした方がずっと良い。

似たような話で、広告として掲載された記事に広告を入れてしまうとか、広告としての製品解説などの動画に広告ONをするケースもあったりする。まぁ、記事の場合はテンプレート形成されているから仕方がない場合もあるのだけど。でも記事にしても動画にしても、自社商品の広告動画に競合他社の広告が展開されるという、間抜けな結果になることもあることに違いは無い。それってかえって機会損失になってないかな、という気がする。

企業広告動画に広告をはさむ場合、「広告用でもせっかくの動画。1円でも広告費を稼ぎたい」と考えているのかもしれない。けれどたとえば、テレビCMを出稿した時に、自社のCMが放送されている間に字幕として他社の宣伝が入ったらどう思うか、考えてみればよい事なのか否かはすぐに分かるのではないかな。

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このページは、不破雷蔵が2017年5月 5日 07:48に書いた記事です。

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