「人探しの拡散は、最悪の場合、あなたが人殺しに加担することになります。実例はあります」も当然話しました。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2017年5月2日
「友達の行方が分からなくなって探しています」⇒暴力ダンナや家族が、友達を装って人を探してるのかも。
— いめゆんな (@imeyun_kana) 2017年5月3日
「(健康保険証・免許証など+自分の名刺が入ってる)財布を落としました」⇒本人を装ってサラ金で金を借りられる。
人とカネに関する「探してます」ツイートはリツイしない方がいいよね。 https://t.co/flRfrbnz1G
ソーシャルメディアは人と人との意思疎通、情報交換のハードルを低くし、距離と時間の概念をかなりあいまいなものとしてくれるようになった。その点では間違いなく人類史上10本の指に入るぐらいの画期的な発明ではあるのだけど、同時にそれを悪用する輩も増えているのは否めない。
今件の話もその類のもので、指摘されて初めて気が付く人もいるはず。ペットがいなくなった、人を探しているなどの探し物のお話は、それがどれほど親近感のあるもので可愛そうな事例に読めたとしても、条件反射的に広めてはいけない。その話の奥底、向こう側にどのような悪意があるのか分からないからだ。
善意のつもりで成しても、それが悪事の手助けになってしまうこともある。自分が広めることで困っている人が助かるかもしれないという良心でしたことが、逆に人を困らせることにつながるかもしれない。文面だけでは見極めは難しいだろうけど、触らぬ神に祟りなしともいうよね。
そう考えると例えば電柱などで時折貼ってある探し人とかペット探してますの話も、要注意なのかもなと思ってしまうけど。ソーシャルメディアの場合はコストをほとんどかけずに、しかも自分のリスクを最小限に抑えられるってのが悪用される理由なのだろうな。
コメントする