米国の支持政党別「連邦政府は信頼に足る存在である」の回答率 https://t.co/77rpgNuj2T 要は自分の支持政党発の大統領なら信頼する、そうでないなら信頼しない。加え、長期的には減退中。 pic.twitter.com/S7xrcS74ln
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月8日
直近の米大統領選挙から色々と資料を調べ直した上で「今の米国は党派性で二分されている。実は前からだったけど、大統領選のメディア自身による戦略でそれが大きく暴露されてしまった」というのはすでに何度となく伝えてきた通り。党派性というと実のところは少々語弊があって、物事への姿勢というか考え方の二分性が、そのまま民主党と共和党に直結しているという感じ。
で、その党派性がよくわかるのがこのグラフ。赤線は共和党支持者、青線は民主党支持者。それぞれにおける、その治世での連邦政府への信頼度。つまり、自分自身が信奉する政党≒物事への見方・姿勢からの大統領による政府なら信頼できるけど、そうでなければ信頼できない。加え、中長期的には政府そのものへの信頼感が減退している。
支持政党別・回答時点の米国の方向性に満足しているか否か。やはり支持政党発の大統領がいる時期は高く、そうでない時は低い。興味深いのはオバマ治世の時に共和党支持者の満足度は低いまま。米国発の報道や現地知識人の話がどこまで「米国全体」を示していたか否かを判断する良い値かも。 pic.twitter.com/6gwyNcZJRV
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月8日
もっと極端なのがこの結果。政府による指導が多分に影響している、米国の方向性への満足度。色の属性は最初のグラフと同じ。自分が信奉する政党による治世では「今の米国はバッチグー」、信奉していない方の政党による治世なら「ザッケンナコラー」な状態。
興味深いのはオバマ前大統領の治世の時に、共和党支持者は押しなべて不満を持っていたってこと。在米知識人や米発の報道の限りでは、オバマ時代は大よそほとんどの人が満足していた、オバマ氏万歳的な雰囲気だったんだけど......実情はかなり異なるということに。
情報発信源が信頼できなくなるってのは、こういうところから来るんだろうなあ、と。
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