同人誌を赤字で作ってもいいけれど、赤字だから辞めてしまうってのは本末転倒

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当方は同人活動はまだしていないので第三者的な立場ということになるのだろうけど、顧客側としては十分以上に当事者になるのかな、と。その観点では「ほしいものならばいくらでも買う」ってのは言い得て妙。そりゃけた違いの高いものになれば財力自身の問題がかかわってくるので「ほしい、でも買えない」ってことになるけど。

時間もリソースも無限大に沸いてくるわけではないから、状況は多様なのだけど、価格設定によって需給が大きく変化する商用商品とは領域が違う世界での話である以上、コストの問題で活動が続けられなくなるのは本末転倒なので、もりもりと適正価格に設定してほしい感はある。この辺りの心境、例えばツイッターの存続の為に課金したいとかグッズを買いたいという話とか、「けものフレンズ」を応援したいからお金をスタッフに落としたいけど買うものが無いよ、的なのと同じところがある。

見方を変えれば、金銭的に問題が無いのならば、自分の同人誌を無料で配ったってかまわない。お金周りで活動を止めてしまうのは違うよね、ということだから、その縛りが無ければ......ということ。例えば同人をしている石油王が自分の作品をもりもり印刷して無料配本しても構わない(極端すぎる)。


本当に欲しいもの、嗜好品的なものは、多少高くても買う。「ほしい」という願望が金額的な背伸びをさせてくれるってのは、例の「消費税を廃止して物品税を再導入しよう」的な話と近しいところがある。娯楽への願望は人の背伸びを大きくしてくれるし、背伸びをして買ったものはその分だけ愛おしさを覚えるのだよね。生活必需品はそうではないのだけど。

まぁ、アレだ。高いから買わなくなる云々ってのは、アプリゲームの課金周りを見れば吹き飛ばせると思うのだけどね。人の願望は容易にマネーの投入行動を促進させるからさ。詐欺とかでもないのだし。

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このページは、不破雷蔵が2017年5月12日 07:44に書いた記事です。

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