これはメルマガでも書いたんですが、「動いている」を人は気楽に考えすぎる。メカでも、潤滑油は切れ、ギアは磨耗し、パイプにはクラックが入る。メンテしない機材は脆い。ネットワークにつながる機器においては、メンテ=パッチの適用であり、それなしに動くのはトラブルへのロシアンルーレット。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年5月19日
「動いているから」「使えるから」という点に関する常識は、そろそろ変えないとまずい。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年5月19日
これはハードウェア面でなくソフトウェア方面についても強くそれが言えます。今都合よく動いていても、次の瞬間クラッカーに狙われて使い物にならなくなる事を覚悟して使わなければならないのが現代のPC&スマートフォンです。そこに責任を持ちたくなければ相応のコストをかけねばなりません。(汗) https://t.co/fddzkDZexP
そむにうむ@森山弘樹 VR養成本執筆 (@Somnium) 2017年5月19日
物理的なモノはもちろんだけど、それだけでなくシステムとしての仕組みも含め、現時点で正常に動いているように見えるから、整備や点検、部品交換などの必要な対応はする必要が無いという考えは、非常に危うい。今この瞬間は問題が無いようでも、次の瞬間にトラブルが発生する可能性はゼロとはいえない。たまたま今までの間何もなかっただけなのかもしれない。
今まで問題なく動いていたから、平気だったから、今後も別に必要だと言われている対応をすることは無いよね、というのはとてもリスキーな考え方。ソフトウェアの例えで理解はできるかと思うのだけど、それでもまだ分かりにくいって場合は、シートベルトを思い起こせばよい。これまで事故を起こしておらず、ベルトも必要なかったのでしてなかったけど、何の問題もないから別にしなくてもいいよね、とドヤ顔で主張するようなもの。次のドライブで事故を起こすかもしれないのに。
これは人の健康でも同じ。昨日まで何の問題も無く生活できていたから、健康診断は受けなくてもいいや、ちょっと痛むところがあるけど生活に支障が無いから病院にいかなくてもいいや、通院して薬をもらってきてしばらく飲んでいたけど、調子が良くなったからもう飲まなくてもいいやといった感じ。
それがどれだけ怖い話なのかは、結局自分自身が経験しないと分からない、のかもしれないなあ......。保険みたいなものだからね。リスクが発動しない限りは「損をした」と思ってしまうかもしれないから。
コメントする