BBCニュース - 「歴史上これほどひどく扱われた政治家は」......大勢いると歴史家たちがトランプ氏に https://t.co/9cHdZVDAFR 本文を読むと、これがリベラルと自称する人たちの本質なのかと改めて理解できる次第です。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月20日
今件は一部日本でも伝えられているけど、トランプ米大統領が沿岸警備隊士官学校の卒業式で「(自分ほど)歴史上これほどひどく扱われた政治家は無い」と発言したところ、歴史家を自称する方々から色々なツッコミを受けたとの話。ツッコミがあったのは事実だろうけど、今件BBCの記事や外電として伝えられている内容を見るに及び、「専門家が思想を持つのは自由。でも、その思想に影響されて自分の専門分野で嘘をついたり誤魔化しをするようになったら、もう専門家としてはおしまいですよ。それはもうただの害悪」という例の文言を思い出したり、リベラルと名乗る方々の本質が見えてきて、少々吐き気すら覚えた。例えている人達が押しなべて暗殺されたり酷い死に方をしている人達という点でも、悪意が感じられる。
他方、伝えられている限りでは「歴史上、自分ほどひどく、あるいは不当に扱われた政治家はいない」とあるけど、これって「歴史上これほど(報道に)ひどく扱われた政治家は」との意味の方がすっきりすると、その読み方ならば間違いは無いと思うのだな。少なくとも米国史上では。
Trump: 'No politician in history has been treated worse' - BBC News https://t.co/3eD4Z1GSFQ @YouTubeさんから BBCで該当する部分の動画。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月20日
発言の直接の部分は「No politician in history has been treated worse」。「歴史上、自分ほどひどく、あるいは不当に扱われた政治家はいない」の翻訳で間違いなし。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月20日
そしてCNBCで確認。Trump to Coast Guard grads: 'No politician in history' has been treated worse than me https://t.co/u5VodKqob8
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月20日
該当部分は「Look at the way I've been treated lately, especially by the media. No politician in history (続く) pic.twitter.com/cahH5rkhup
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月20日
「最近自分への、特にメディアからの取り扱われ方を見て下さい。これほどひどい扱いをされてきた政治家は歴史上かつてないでしょう。酷い、さらに不公平なものです」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月20日
加え、沿岸警備隊アカデミー卒業生への訓示であることから「(あなた方も同じような仕打ちをうけるかもしれないが)彼らはあなた方を打ち倒すことはできない。恐らくはそれこそが私が大統領選挙で勝った理由なのだろう」。つまり悪しき想いによる扱いは勝つことが無い、との意味なのでしょう。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月20日
CNN Trump to graduates: 'No politician in history... has been treated worse' https://t.co/Wig8CcCymD では該当部分がもう少し詳しく書いてありますね。 pic.twitter.com/4FuqHtgm0e
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月20日
「彼らはあなた方を打ち倒すことはできない」の後に「批評家や嫌がらせをする者は貴方の夢を惑わせることはありません」が入りますね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月20日
......ということでちょいと調べたところ、やはりこちらの想像の通り、メディアでの伝えられ方がメインであり、文脈の限りではメディアや反対する人たちの対応を指したものであった。そして前後関係を読み通すと、何らおかしなものでは無かった次第(「批評家や嫌がらせをする者は貴方の夢を惑わせることはありません」の部分は「惑わせることはできません」だね)。むしろツイッターでツッコミを入れたとする人たちは、この文脈を知らなかったのか、あるいは知った上で意図的に一部分のみにツッコミを入れたのか。
いずれにしてもひどい報道には違いない。同時に、普段外電で伝えられている現在の米国における政治経済周りの情報は、多分にこんなバイアスがあちこちにかかっているという実情を改めて思い知った次第ではある。例えるなら米国の政治、政府関連に限れば、日本ならば新聞は朝日新聞と毎日新聞、テレビはテレビ朝日とTBSしかないような状態といったところかな。
こう見てみると、報道の劣化は日本に限ったものでは無く、また経年劣化よりも、元々この程度のレベルでしかなく、それが暴露されやすくなっただけなのかな......という感もある。恐らくその推測は、あながち的外れなものではないのだろう。
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