飲食店経営の知人「商売を始めた頃は、おかしなイチャモンをつけて来る客にも頭を下げていた。でもそうしているうちは店も流行らなかった。おかしな客がいる店だからだ。おかしな客に、金はいらねえ、2度と来るなと追い出すようになったら流行り始めた。他の客の居心地が良くなったからだ」
— 田中泰延 (@hironobutnk) 2017年5月23日
これは万物の法則でありすべての場合に当てはまる、とは限らないということをあらかじめ記しておくとして。多分に理解できる話。度の過ぎたクレームをしてくる客、店内での行儀が悪い客に対しても、「お客様には違いないから」として丁寧に応対し頭を下げていると、その客の狼藉がお店の一部となり雰囲気が壊れてしまう。つまりお店全体の質が下がる。でも追い払ってしまうことで、他の通常のお客は安心して利用することができ、客室が安定し、それがお店そのものにもプラスに作用する。
これは例えばレストランなどでのドレスコード(服装規定)と同じ。また逆説的に、前世紀に某ハンバーガーショップで廉価すぎる商品ばかり出していたら客層が悪くなってお店の売上が減退しただけでなく、イメージまで悪化したって話にも通じる所がある。
@hironobutnk 私の大好きな繁盛店の店主は、行儀悪いお客様に対してバッサリいきます。初めはドSが過ぎるなーんて思ってましたが、これって他の大事なお客様を守る為なんですよね。何が優先的に大事なのかって何事においても大事ですね。
— ako (@ako1016) 2017年5月23日
どのような店で、いかなる客層を相手にしているかにもよるけど、店が相手にしているのはその問題客だけでなく、そこに居る他のお客、そしてこれから足を運んでくれるかもしれないお客予備軍まで合わせたものである、ということを考える必要があるのだろうな。
お客様は神様に違いない(例の誤用の方)。ただし貧乏神の場合もある。適切な対応をすることで、他のお客のためにもなるってことだな。
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