認知症の可能性がある高齢者ドライバーが1万人以上との話

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75歳以上の高齢ドライバーへの認知機能検査強化で、認知症の恐れありの運転免許保有者が1万人超と警察庁。

昨日の夜半に入ってきた速報的なお話。恐らくは今日ぐらいに続報的な形で少し長い文面の記事が各社から出回るのだろうなあ......ということで先行する形で覚え書き。

この類の高齢者ドライバーに関わる話は、最近では警察庁の関連会議の公開資料をトリガーにしているから、その発表があったはずだということで、探してみたらありました。6月23日付で警察庁から発表された「高齢運転者交通事故防止対策に関する有識者会議」の最新分の配布資料が一次ソース。


それによると先日施行された改正道路交通法に伴い、免許更新時に認知機能検査をして第一分類(認知症のおそれありとの判定)と判断された人が1万1254人。またそれとは別に、臨時に認知機能検査を受けた人のうち、第一分類判定者が363人。

ちょいと気をつけたいのは、前者は3月12日から5月31日までの間に免許更新の手続きをして、その際に検査をした人限定で、これだけの値が出てるってことなんだよね。これから累計でますます増えていくことになるのは言うまでもなく。さらに第二分類(認知機能低下のおそれ)判定者は同期間内だけで11万3978人に達している。

他方、資料にもあるけど、改正道路交通法に伴う色々な対応策による成果が出ているのか、2017年5月時点の75歳・80歳以上の高齢運転者による死亡事故件数は、いずれも前年比でマイナスを計上している。統計的なぶれの可能性があるのでまだしばらくは判断留保だけど、効用が生じていると見てもいいんじゃないかな、という感はある。

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このページは、不破雷蔵が2017年6月24日 06:57に書いた記事です。

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