東京メトロ全路線全駅のホームドア設置、2025年までにとの計画発表

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東京メトロ(本社:東京都台東区 社長:山村 明義)では、すべてのお客様に安心してご利用いただけるよう、ホームでの安全対策(転落事故、接触事故の防止等)として、全駅へのホームドア設置を進めていますが、この度、東西線の優先設置駅以外の設置計画が決定し、東京メトロ全路線全駅のホームドア設置計画を確定しましたので、お知らせいたします。


本計画では、2024年度までに1日10万人以上のお客様がご利用になる駅への整備を完了させ、2025年度までに全駅にホームドアを整備することを目指します。


都市部、利用客が多い駅を中心に、少しずつ浸透が進んでいるホームドア。様式は多種多様だけど、コンセプトとしてはホームから線路内にお客が落下し、さらにそこに電車が侵入して事故が起きないようにするためのもの。設置コストだけでなく運用コストもそれなりにかかるけど、リスクは確実に減少できる。

他方、全ての駅に一律に配することができるような装置でもないことから、都市部の利用客が多い駅から中心に整備が進んでいるのが実情。地下鉄は地上設置の鉄道と比べると線路内もホームも狭い場合が多いので、落下する可能性、落下した後のリスクを考えると、ホームドアの設置はより急務ではあったわけで。その観点では今回の東京メトロの計画は、喜ばしい話にはちがいない。

今が2017年度だから、全駅への設置はあと8年ぐらいかな。ゲームや模型ではないのだから、そう急に、いちどきに設置するわけにもいかない。あるいはその8年の間にホームドアに関わる技術が大幅に進歩して、最後に設置するものは今とは別物になっている可能性もある。8年でガラケーを全員に配る予定だったのが、8年の間にガラケーがなくなってスマホになってました、的な。

今後どのような形で整備されていくのか、機会があればちょっと見てみるのもいいかな。

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このページは、不破雷蔵が2017年6月30日 06:43に書いた記事です。

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