日販の直近決算短信から返本率 https://t.co/Btcq99hh2O 書籍3割、雑誌が4割、開発商品は4割。結構高い。 pic.twitter.com/ZiOE1nURHd
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年5月31日
以前本家サイトなどの印刷証明付き部数の記事の中で、週刊少年ジャンプの返本率は2割ぐらいかなー的な話を書いたのだけど、どうやら記憶違いだったようだということで、覚え書きも兼ねて。
返本率ってのは書籍や雑誌が取次から各販売店に回されたのだけど、そのお店では売れなくて取次に戻される本の割合。駅の売店などで早朝足を運ぶと見かけることがある、雑誌の返本の山がまさにその返本率を構成するもの。要はお店は売り場所を貸しているだけ、という感じなのかな。最近はお店買い取りのケースも増えているようだけど。
で、その雑誌の返本率。あくまでも取次大手の日販での話だけど、平均で約4割。少しずつ値は上昇中。書籍は3割で横ばい、むしろ下がっているという感じかな。開発商品(おまけ付きのムックみたいなやつ)は急上昇しているのが要注目で、同時にイメージに合致する。確かに付録付きの雑誌は売れているけど、それに目を付けた各社が粗製乱造している感は否めないものね。
雑誌を刷って出版社が取次に回し、そこから本屋などに渡されても、10冊のうち4冊は取次に戻ってきてしまう。10万冊の印刷証明付き部数を誇る雑誌でも、実際に読み手に渡る雑誌数は単純計算で6万冊となる。無論、雑誌によっては完売、さらには重版ともなれば、この値からは大きく外れることになるのだけど。
週刊少年ジャンプの印刷証明付き部数は300万部割れ。読者の手に届いている冊子実数は200万部割れぐらいなのかな。まぁ、電子雑誌版があるから、それを考慮するとまた別の話になるのだけど。
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