コンビニで雑誌の売り場面積が減ってる傾向って、随分前からのような。|店舗大刷新のセブン 挑む70万円のカベ : 読売新聞
— 鷹野凌 (@ryou_takano) 2017年6月5日
https://t.co/Sp9jPPUrpW
先日からちょいとツイッターのタイムライン上で見かける機会が増えた、セブンの改革のお話。改めてチェックしてみたら、結構色々と......ということで覚え書き。要は中食需要の拡大などに合わせ、より食品系に力を入れ、出版物の立ち位置はますます隅においやられるみたいな、ていうか、感じ? というもの。この類のは一次資料を見るのが大切。
元資料はこちらですね 決算説明会資料 セブン&アイ・ホールディングス https://t.co/26lzu3aXdk の 2017年2月期 決算説明会資料(経営方針) pic.twitter.com/GSOqgYddSX
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月5日
で、元資料をみたところ、セブン-イレブンのレイアウトの改革に伴う雑誌のウェイト減退はありそうな感じ。ただ、元々コンビニの中でもセブンでの雑誌の取り扱いはウェイトが減っていたし、むしろ「街の本屋さん」的な感じでネット注文の受け渡し窓口的な方向性に向いていたから、サンプル的な雑誌の配備はさほど注力していないってのは前々からの話で、特段目新しいものではない。
読売の記事への反響に「これで紙の雑誌が完全に終了」とか「出版業界はこれでほぼ終了かも」などとあるけど、そもそもコンビニで雑誌はたいして売れていない。むしろおもいきってコンビニに卸すのやめたほうが、輸送コストが削減できていいかも?https://t.co/fgexf0k9I5
— 鷹野凌 (@ryou_takano) 2017年6月5日
しかしながら、生活の動線から雑誌との接触が消えることで、新規ユーザーの獲得が難しくなりそうな予感もあります。
— 倉下 忠憲 (@rashita2) 2017年6月5日
近年では「書店併設型コンビニ」っていうやり方も試されてますよね。
— 鷹野凌 (@ryou_takano) 2017年6月5日
愛媛のセブンイレブンhttps://t.co/msF31Mbcys
スリーエフhttps://t.co/Y9QcnBLAJI
フタバ図書とローソンhttps://t.co/1uQwdsupD0
この経営方針がそのまま進めば、セブンの雑誌販売に関わる注力度はさらに減るのには違いない。ただ、他のコンビニがどうかというと、それはまた別の話。確実にセブンの分だけ窓口は減るので、販売機会が縮小するってのには違いないけど。一般商品が一堂に会する、生活拠点に違いないのだから。昔の雑貨屋さんみたいなところだし。特にコンビニでメイン販売されている再版本はツラいかな。
また、ローソンは逆に、一時期雑誌の大撤廃展開をしていたのものの、いくぶん戻しの姿勢にあるのだよね。すべてのコンビニが継続的に雑誌との距離を開けているのではなく、色々と試行錯誤がなされている。また、指摘の通り、書店とコンビニをくっつけてみてはどうだろうかというのもある。すべてのコンビニが同じように「印刷物、ばいばい」の動きとは言い難く。
コンビニの店舗数とコンビニにおける出版物売上高
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月5日
コンビニの出版物販売額をグラフ化してみる https://t.co/vA46rhsCqi から。 pic.twitter.com/mC2IqMGpdi
ただ数字の上では、コンビニ全体としては出版物の取り扱いが減っていることに違いはない。需給バランスがとれるような値に達するまで、減退は続くのだろうなあ、と。R18以外の雑誌にも一律立ち読み禁止シールを貼るようになってから、雑誌コーナーの閑散さはさらに加速化したような感もあるのだけどねえ......。
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