東京大学が大学紛争末期に過激派学生に占拠された際、同大学大学院でその後を決める重要な論文を書いていた我が父が、恩師に借りた貴重な資料等を救い出すべく忍び込んだ構内で目にしたのは荒らされ尽くした研究室と、売却する為に大体の価格毎に分類、山にされた資料や実験機材の山だったという
— 騒風改 (@Aleetheia) 2017年6月7日
大層なお題目を掲げていてもただのゴロツキ盗人に過ぎないとは父の弁 そしてその時に取り返す事が出来ず盗まれ売却されてしまった『●●研究室蔵書印アリ』という書籍が未だに神田古書店街の売り立て目録を飾る事があり、それを目にする度に父は歯噛みして悔しがっている
— 騒風改 (@Aleetheia) 2017年6月7日
その価格づけは当然専門職の協力がなければ出来る筈がなく、古書店主に過激派シンパが目立つのもそういうつながりなのだろう
— 騒風改 (@Aleetheia) 2017年6月7日
当時当方は生まれてもおらず、歴史文献や映像資料などの過去の情報を漁るしかないのだけど。古本屋の実情や、学生紛争時の情報を精査していく中でちらほらと見聞きしていた話には違いなく。文化大革命とか、治安が悪化した場所での暴動事件のそれと似たような話ではあるよなあ、と。
無論この話自体も合わせ、すべての学生紛争時において略奪が生じていたわけではないけど。今件に限らず少なからぬ方面で同様の話があるだけに、都市伝説の類であるという感じで否定することは難しい。当時の資料や証言を片っ端からサーチしなおせば、被害実情も確認できるかなあ。下手すると論文化しなきゃならないほどの量になるかもしれない。
たまたまTLに流れて来たので便乗すると、学生紛争時に研究室の資料や機材を守るための過激派学生と教授+研究生の攻防はどの大学にも伝わっていて、中にはそのまま小説やラノベに出来そうなエピソードもあるので今のうちに記録すべき。
— Seikoh Fukuma (@doku_f) 2017年6月8日
自分がかつて教授達から聞いた話でも、恐るべき説得力とカリスマで生徒を論破して死守したり、膨大な知識と情報を握りどの陣営からも一目置かれて研究室が非武装地帯になってた教授など凄い話があった。
— Seikoh Fukuma (@doku_f) 2017年6月8日
あと自ら先頭に立って研究室の学生と共に過激派学生と武力闘争して死守した武闘派も。
— Seikoh Fukuma (@doku_f) 2017年6月8日
ここ数年の間に沸きあがっている、学生紛争時代を賛美する声が、多分に報道やジャーナリスト界隈から生じていることを考えると。当時の悪しき実情を暴露するような話は極力慎みたい、隠蔽したいところだろうから、こんな話ってのは取り上げられることは多分にないのだろうな。ある意味、歴史の改ざんとか、「報じない自由」ってのと一致しているのかもしれない。
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