うーん、私は「やっすいなあ。でも遊んでるよりはマシかぁ」と思ったら、ご依頼をお断りして遊びます......。こんな大変な仕事、なんでこのギャラでやんなきゃなんねーんだろうと思いながらやっていると、ものすごく疲れるし、集中が切れやすいし、ミスが起きやすいので危険なのです(私の場合は)。
— 葛葉(レオポン㌠のフレンズ) (@Cuznoha) 2017年6月10日
お断りしたがために、しばらくお茶を挽くことになったら? その次の仕事は気合いが入る上に慎重に進めるので、いい仕事ができます。つまり、安い仕事を断ると、思う存分遊べるだけでなく、私の最善の成果物を納めることができます。
— 葛葉(レオポン㌠のフレンズ) (@Cuznoha) 2017年6月10日
勤め仕事をしている場合は、自分に課せられた、上司からの依頼事は基本的に断れない。けれどフリーとか、創作業、自由・自営業の場合、自分が受ける仕事は選択の幅が広がる。契約を結んでいる、受注した仕事をこなさねばならないプレッシャーは勤め仕事よりきついけど、そこに至るまでの受ける・受けないを選択することは可能だ。無理な仕事は「無理だな」とどこかのアスキーアートみたいな感じにお断りができる。労働の流動性を活かせるポイント。
この受注する・しないの選択、判断の際の基準は多種多様。忙しかったり私事が立て込んでいたり体調不良だったり。そして何よりコストパフォーマンスが悪かった時。何もしていないよりはこれをした方がお金が入る分だけましかな、という程度のローパフォーマンスの仕事も目の前に提示されることだってある。これで受けるか受けないかは人によりけり。不動産業なら、空き部屋にするよりは安い賃貸料で貸した方がマシかな、という感じ。
けれど人の場合、空き部屋とは違い、仕事が無ければないで、自分のスタミナなりモチベーションを充填する良い機会になる。気晴らしができるので、気分もすっきりする。それは次に受けるであろうお仕事への助走にもなる。何より下手に安いお仕事を受けると、どこかでやさぐれた感じになり、リスクが跳ね上がる。失敗をして何か賠償なりペナルティを受けるようなことにでもなれば、何のために安い仕事を受けたんだということになりかねない。
モチベーションの維持とか、やる気の問題という観点で、すごく分かるお話に違いない。
お茶を挽く(ひく)...茶の葉を挽いて抹茶を作るのが暇のある人の役割だったことから、特に用事があるわけではなく、暇であることを指す言葉です。特に、芸者や遊女などに客がつかず、商売が暇なことを言いました(お茶百科) https://t.co/BqMAPabjWw
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月10日
ちなみに「お茶を挽く」ってのは暇を持て余すということ。何度か見聞きしたことはあるし、大よそそのような意味なのだろうなあという感はあったけど、実のところ今回初めてちゃんと調べて、そんな意味だったのかと少々驚いている。日々是勉強ではある。
コメントする