1863年の米民主党「奴隷がいなかったら、誰が我々の作物を収穫するんだ?」
— irr (@IrrTenko) 2017年6月10日
2017年の米民主党「不法移民がいなかったら、誰が我々の作物を収穫するんだ?」 pic.twitter.com/xF38qW4sGX
同じ同胞がつらい仕事をしてるから改善の意欲が湧くわけで、たとえば洗濯が重労働だから洗濯機を作ろうとか、掃除機を作ろうとか、そうやって生活が改善される。でも今や、先進国ではそういうものが生まれず、つらい仕事は他人や外国人にやらせるだけ。こういうのが停滞の原因かもしれない。
— irr (@IrrTenko) 2017年6月10日
「これは重労働だから改善しよう」「人手不足だから改善しよう」というモチベーションが産業革命を生んだわけで、ローマに産業革命が起きなかったのは「奴隷がいた」からと言われている。
— まっつん (@mazdadesu) 2017年6月10日
以前米国の不法移民の集中している地域と民主党の支持母体地域が随分と近しいとの話をした。政策や所属議員の姿勢を見ても、大よそは民主党が不法移民の許諾・認証で、共和党が反対(&合法移民への支援)的な方向性であり、要はそれぞれの利益に合致した議員が党を構成しているのだろうなあ、という事を思いながら。
例の欧米特有のフォントを使った抽象画が出回るほど、話は具体的で深刻なのだろうなあ、と。同時に指摘されている通り、搾取できる労働力があれば、そちらに労働を放り投げてしまうわけで。そこからは何の技術革新も生まれ出てこない。ローマの話も無論それだけが原因ではないのだろうけど、説得力はある。要は気兼ねなく使える労働力が人間として存在するか、動物がいるか、機械や技術に任せられるかの違い。
つい先日も言ったけど、安価な労働力使い放題な環境で、イノベーションなんか起こりませんって
— 各務原 夕@是非もないよネ! (@nekoguruma) 2017年6月10日
「安価な労働力使い放題」が例えば無料なりそれに近い額ならば、どんどん使い倒していく。少しずつ対価が上がってくると(直接の支払い金額だけでなく環境整備などの間接投資も合わせ)、これまでの安い経費で済んでいたソロバン勘定ができなくなり、駄々をこねるか、別の安い労働力を探すか、別の部分でコストダウンをして労働力確保に充足するか、ビジネススタイルを変えてもっと稼げるようにしなきゃならない。方向性は色々とあるけど、「安価な労働力使い放題」というのは一種の媚薬のようなものなのだな。安穏とできるけど、そこからは何も生まれ出ない。家畜のような存在となる。
昨今の人手不足云々の話も、多分にこれと通じるものがある。デフレ感が強くて使い倒しができた人材確保ができなくなった。環境が変化してきたので、ビジネスモデルを変えるしかないのに、それをせずに「安価な労働力」が欲しいと駄々をこねる。あるいはコンビニやスーパーのレジにおける機械化も似たパターン。
不法移民を「安価な労働力使い放題」として見るか否かってのは米国の問題ではあるけど、その見方、視点ってのは米国に限った話では無いのだなあと思う次第ではある。
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