サポートセンターの人がまず最初に行うインストラクションが、「本体の電源スイッチを切って、コンセントに挿してある電源プラグを一度抜いて、挿しなおしてください」というものだという話を聞いたことがある。
— gnsi_ismr (@gnsi_ismr) 2017年6月6日
いきなり「電源プラグが抜けていませんか?」と聞くと「馬鹿にするな!差しているに決まっているじゃないか!」と怒鳴られた上に確認してももらえず、実は抜けている場合が高確率だと。「一度抜いて」と指示することで初めて「あ、抜けてたわ。どうもすみません」と自分で気づくのを促すことができる。 https://t.co/7wdtcYatOq
— gnsi_ismr (@gnsi_ismr) 2017年6月6日
「いくらやっても動かない」との苦情に、実は単にスイッチが入っていなかった、電源プラグが抜けていたって話、ジョークだったり単なるネタ話ではとのツッコミをする人もいるのだけど。サポートセンターへの問い合わせこそしなかったものの、当方も家電で一度それをやらかしたことがあるし、先日自宅のインターネット回線の調子が悪くなって連絡を入れた際に「まずはモデムの電源を切って再起動させてください」といった話を繰り返ししていたので、ああこれは指摘されているような事案が結構あったから、その経験則としてテンプレ的に説明しているのだなと理解したりして。
そりゃ確かに電源が入ってなければ動くはずも無い。でもそれでわざわざ連絡を入れて問い合わせをしたり、さらにはメーカー側に不備があるかのような意気込みで質問をしていたのでは、振り上げたこぶしの行き所が無くなってしまう。結果として逆切れしてしまうケースが多々あるってのはよくわかる。
それを避けてもらうため、かつ確実にそのお茶目なミスに気付いてもらうため、確認を促してもらう誘導を別の切り口で行う。さりげないけれど、大変頭の良い方法に違いない。これなら相手のミスであるか否かを確認してもらい、かつ逆切れのリスクを最小限に抑えられる。
この方法ならば「相手のトラブルな状況を解決する」「相手の逆切れを防ぎ、恥をかかせない」の双方がクリアできることになる(それが原因だった場合)。このような配慮のできる考え方は大いに見習いたいし、自分の挙動にも活かしていきたいものではある。......その常識が通用する相手ならば、だけど。
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