子供・若者白書 https://t.co/Lr85jeIo0I から。若年層の死因現状。よく見るグラフで自殺の比率が高い。 pic.twitter.com/dQrXl0Sz9F
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月14日
「若者にとってインターネット空間が居場所の一つ」といった話のソースとなった子供・若者白書。本家サイトでニート周りの記事の執筆の素材としても使っていることもあり、ちょいとざっと見したところ、自殺に関わるデータがあった。一次資料は厚労省や警察庁などで公開されている各種調査報告書からなので、元データはたどれるのだけど、こうやって覚え書き代わりになる集約資料はありがたい。
で、年齢階層別の死因の中身のグラフ。よく見かけるもので、若年層では多分に自殺がトップについている。中堅層以降はがんとか脳卒中とかが差し代わるけどね。で、これをもって色々と若年層の悲壮を訴えるってのがあるけど、高齢層の死因でよく言われる「がんによる死者が増えている→他の死者が減ったのでがんで亡くなる人が増えただけ」ってのと同じパターンなのかもな、と何となく思ったり。この辺りは過去のデータからの経年変化をたどったり、国際比較をする必要があるのだろう。
他方、あまり語られない具体的人数推移や動機。実のところ、健康問題によるところが多いのが分かります。各属性の「その他」が多いのは、当人に直接聞けないことや、事情が複雑なためでしょうね。 pic.twitter.com/8C5pfMxmQK
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月14日
で、こちらはあまり語られる事のない、自殺者の実数や原因。原因に関しては当事者が亡くなっているのだから状況証拠的なものが多分に及ぶのだろうけど。健康的な理由によるものが多分に及んでいるってのが大きなポイント。普段報道で語られているような話は全体比では少数派だったのだな。
また、区分それぞれにおける「その他」の回答率が高めに出ているのは、色々な事情があり一つに収まらないものだったり、複雑な理由によるものでどれか一つに特定し難いってのがあるのだろう。人の行動はどのようなものにしても、単純な要因によるものである事は少ないからね。
同じような統計データが諸外国に関してもあれば、色々と精査はできるのだけど......OECD辺りにいけばあるのかな? 時間があれば数字を集めて考えたいテーマではある。
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