上から目線で「べき」論で子づくり論を語られても、な話

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大元のツイートでは「自分を成功者のトップに置いて、それより下にある人達の事情を考慮せずに、べき論で見下すのは良くない」という論説が語られていた(ツイート使ったらだめよ宣言がされたので、当方自身ので代用)。

で、指摘されている通り、「自分の時間を自由に使いたい、自由を謳歌したいから子作りは後回し」ってのは皆無じゃないだろうけど、そういう漫画的なお話は多数派では無いのは事実。優先順位はともかく子供を産み、育てたい意向はあるけど、経済的(&時間的)につらみがあるから難しいのが実情。こういうのを自意識高い系というのかなあ、と。


実のところ統計データでも色々な政策実例でも、この辺りの話はすでに結論が出ている。もっとも重要なのはお金。子育て世代に金銭的な余裕を持たせること。欧州では昨今、お金に加えて社会的インフラや制度整備によるバックアップが有効視されているけど、それも結局「お金の実入りは不安定だし保証がずっとされているとは限らないけど、一度社会的なサポートが制度化されたらすぐに無くなるわけでは無く、中長期的に継続した助力が受けられる安心感がある」という意味だからね。

最初の記事で挙げられている「自分や夫婦の生活を大切にしたい」の選択肢はずいぶんと下だよねえ......。

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このページは、不破雷蔵が2017年6月20日 07:15に書いた記事です。

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