アマゾンが独自配送網を整備するとの話

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ヤマト運輸の配送大幅見直しを受け、インターネット通販大手のアマゾンが、独自の配送網を構築する方向であることがわかった。アマゾンは、注文当日に商品を届ける「当日配送サービス」を専門とする個人運送事業者を、2020年までに、首都圏でおよそ1万人を確保する方向で調整している。当日配送サービスの品質を維持をしたい考えで、すでに東京23区内の一部で、アマゾンから委託を受けた配送業務が始まっているという。

サービスの充実、生活リズムの変化に伴う再配達の増加、そしてネット通販の普及浸透で、各宅配サービスはパンク状態。昨年夏ぐらいから顕著化して、昨年末は事実上破たん状態となったのは記憶に新しい。今後も需要が伸びるのは確実なので、どうにかせなということで、大手宅配業者は時間指定サービスや再配達サービスの縮小をはじめたり、ネット通販最大手アマゾンとの契約を緩める形に。

で、そのアマゾン側は当日配送などのフレキシブルなサービスを売りにしているわけだから、送り手となるインフラから拒否をされたら、別のところを使うか独自網を作るしかない。でも大手は皆が皆、やってらんないということで手を引いているので、アマゾン側が中小と契約しまくって「独自網」を創るという形に。アマゾンが一から流通網を構築するわけではないのだな。

受ける側の中小流通会社としてみれば、定期的な仕事が確約されたということで嬉しい話ではある...のだけど。大手との間で契約交渉が破たんした条件で、中小が飲める条件が維持され続けるのだろうかという疑問もある。そもそも今件はアマゾンからのプレスリリースによる公式発表では無いし、契約条件の類は一切出てこないから憶測でしかないのだけど。

やはり最終的には一から、あるいは買収するなどして、独自の流通網を構築するような気もするのだけどなあ......例のドローンによる空中配送も、そのコンセプトに基づいたものだろうし。

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このページは、不破雷蔵が2017年6月23日 07:04に書いた記事です。

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