選挙に関して汎用的かつ分かりやすい、選択上のコツを。「お灸をすえる」「制裁を」「審判を」のように、他勢力への非難による自勢力への誘因の言及があったら、語った側の勢力は選択肢から外してOKです。カッコよく聞こえますが、要は自らは何もせず、上から目線で下知しているのと同じですから。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月27日
「お灸をすえる」での誘引は、「二分法の罠」を用いたテクニックでもあります。また、経験則でもよくわかりますね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月27日
参考 「二分法の罠」の仕組みを図で解説してみる https://t.co/rdkAw466f8 pic.twitter.com/27YVco0bbK
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月27日
この類の話は自分自身への覚書も兼ねて、まとめておいた方がよいかなあ、ということで。ここ数日ツイートしたものをまとめる形で。まずはよく使われる文言で、特定の対象に向けて、お灸をすえるべきだ、制裁をすべきだ、審判を下すべきだとして、自分への支持を訴えかけるもの。これはさくっと選択肢から外してかまない。なぜなら、カッコよく見えるし正義の鉄槌を食らわしているような自己満足感も得られるかもしれないけど、主張している側は実のところ上から目線で下々に下知しているのと同じだったりするから。
特定の対象にお灸を据える、それは分かる、けどそれがなぜ別の対象の支持とつながるの? あっているようで、全然別の話だったりする。米国の大統領選挙のように実質的に二つの勢力しかない場合、片方の勢力に反省を促すためには、もう片方に加担するっていう状況ならまだ分かるけど。
あいつらに審判を下しましょう、だから私達を支持してくださいってのは、要するに火事場泥法と同じなのだな。
選挙のたびに各会派、候補者の政策比較が成されますが、よく考えてみるとその比較においては「言及内容の実現性」も考慮する必要が多分にあると思います。そうでなければ、八方美人で空手形を切りまくった人が、一番高評価を受けてしまうのです。...8年前にも似たような話がありましたよね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月27日
一方で選挙のたびに、色々な界隈が選挙予想をする過程で、各会派や候補者の政策比較がなされる。けれどよく見るとその多分において、その政策が実現するものとしての比較に留まっている感じなんだよね。「言及内容の実現性」も含めて検証しないと、何の意味もない。それをしないと結局のところ、たくさんの空手形を切った方が有意な判定を下されることになる。最強の例が8年前の総選挙だけどね。
この政策比較も合わせ、選挙の結果予想の多分は、ぶっちゃけるとその精度において、年始に経済関係者が掲げる「年末の株価予想」ぐらいに当てにならない。その精度の話で投票行動が不用意に影響を与えるぐらいなら、どこぞの国でなされているように、公示後は予想の報の類を一切禁じるぐらいの仕組みを作った方が、「正しい投票行動」には貢献すると思う。正直なところ、競馬場に居るテキヤとどこが違うんだという感じだもの。
立候補者が明確な公職選挙法違反行為をしているのは
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月26日
「自身・周辺が法を知らない」
「自身は法を知らず周囲は知っているが制止の進言をできない」
「自身・周囲は法を知っているがあえてしない=順法意識が無い」
のいずれか、あるいは複数です。いずれにせよ、選択材料になるのでしょう。
日本の民主主義のダメな所は色々あるけど、その根幹の重大な要素が『選挙違反の摘発が甘すぎる』なのは間違いない。法を作る立場になる人物を選ぶ選挙で、法律違反しても逮捕されず、それをいいことに当選する為なら法律違反を進んで行う...こんなんでまともな議員が選ばれる訳ないじゃないか___
— 青木文鷹@日曜R17a・大将軍神社研究会 (@FumiHawk) 2017年6月28日
.@wowow0wowow1 例えば一票の格差の問題も、「きちんと公平な選挙が行われること」が大前提なのです。この大前提を維持するのが公職選挙法と選挙管理委員会の役目ですので、ここがまともに機能していないということは、一票の格差以上の大問題なのです。
— 青木文鷹@日曜R17a・大将軍神社研究会 (@FumiHawk) 2017年6月28日
もう一つはこれ。公職選挙法違反行為に関しては、もりもり通報していきたいところ。選挙管理委員会に通達しても間接的に伝言ゲームをしてくれるだけなので、所轄の警察に伝えるのが一番無難。昨今では誰もが写真や映像を使える「一億総報道記者」時代なのだから、物的証拠も山ほど取得できる。
そして公職選挙法違反行為を意図的に成している候補者は、問答無用で選択肢として再検討に値する。当人やスタッフが、法的知識に疎いのか、順法意識が欠けているかを体現しているものだからね。そのような人物が議員にふさわしいか否かを考えれば......容易に答えは出てくるというもの。
さらにいえば。守るべきルールってのは実のところ不特定多数の利益の最大化のために存在する。それを些細な事だから、誰も損をしていない(ように見える)からということで破ったり、取り締まる側も腰が引けていたりすると、段々と「これぐらいなら」という境界線があいまいになり、正直者が馬鹿を見るのと共に、社会の秩序が乱れ、多くの人が損をすることになる。以前説明したグレーゾーンを悪用する事例と同じ。
選挙法違反行為に関しても、取り締まる側の警察などが動くと、色々な界隈から反発があるからとの指摘もあるけど、だからといってあからさまな不法・違法行為が許容されるわけでもない。
まぁ、積極的に通報と、情報開示をしていくってのが良いのかなあ......という気はする。
でもコレ選挙手法として定着してるから、与党なり現職以外でこれをやらない候補探すほうが難しいぐらいだと思いますよ。
私もそういう人に票は入れたくないのですけど、あまりにみんながみんな同じことをやるので、選択基準として機能しないのですよね。
コレやるとかなりの割合で無条件に与党か現職になっちゃいます。与党や現職は手法として使えないからやらないだけで、逆の立場になったら結局やる人も多い。
よりマシな候補を探すしかないとは言えどうにかならないものかなあ。
いや、だからこそ、手法として通用するのでは? 順法意識を持つか否かの判断基準として。