おいおい、そこは「Yahoo!ショッピング」検索(独自モール内検索)だろうが。Web検索じゃないっての。ハア?「検索サービスの会社として」だ?いつからあらゆる検索機能にWeb検索並の公共性が求められるようになったんだよ。https://t.co/vLAexeqvCC pic.twitter.com/HhKf4CGu2d
— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) 2017年6月28日
日本でも、ヤフーが自社事業を一般Web検索結果に優先的に埋め込むことについて独禁法上の議論があってもよいと思うが、私としては(現時点では)その点についての意見はない。https://t.co/Ah280jIjlQ
— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) 2017年6月29日
というわけで、一般Web検索の結果を金で順位を上げていたわけではなく、自社事業内の商品検索の順位を金で左右していたという話なのであり、一般Web検索の結果でも隔離されているのだから、(表示を加えるのがベターではあるが)やはり、新聞社が公正性を掲げて糾弾するような事案ではない。
— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) 2017年6月29日
今件は着火点が朝日新聞だったということに加え、そこから延焼している部分もかなりきな臭さ......というかうさんくささを覚えていたのでスルーしていたのだけど、今朝がたツイッターのタイムラインで大よそ思っていたことが総括されたお話が出ていたので、それをまとめて覚え書き代わりに。
指摘されている通り、検索エンジンの結果として自社有利の動きがあったりするのは問題なわけだけど、サービス内での動向にまで云々ってのはどうなんだろう。アマゾンの「こちらもお勧め」とか「業者出店」とか、楽天市場の検索結果とかも大して変わらない。
今回の珍騒動はこういうことだろう。まず、これまでの経緯として、
— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) 2017年6月29日
①Web検索の順位は金で決定されてはならないとの常識が確立
②ステマ(Pay Per Post、口コミ)がアウト事案として確立
③無表示のネイティブ広告(ニュース)がアウト事案として確立
④③が雑誌記事まで拡大
...というふうに常識が確立してきたところ、
— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) 2017年6月29日
朝日新聞は①の事案が公共性を帯びる一般Web検索だからこそ問題となることを理解していなかった。
朝日新聞は②の事案が一般個人の見解を偽装するからこそ問題となることを理解していなかった。
朝日新聞は③の事案が報道機関がするものだから...
朝日新聞は③の事案が報道機関がするものだからこそ問題となることを理解していなかった。
— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) 2017年6月29日
朝日新聞は④の事案が......(略)
...大きいわけであり、そうであるがゆえに、検索結果の順位にも公平性と公正性が求められる公共の問題となるわけである。
— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) 2017年6月29日
それに対して、数多あるネットショップ・モールの一つにすぎない一事業者のローカル検索について、そんな権力性はないのであり、公平性を求める公共性などあるはずもない。
朝日新聞と今回の珍報道に踊らされたNHK、日経新聞、テレビ朝日、共同通信と有意識者らは、そうした区別なしに、「検索」=「公平性・公正性・透明性が必須」と短絡したわけであり、実に愚かしい。
— Hiromitsu Takagi (@HiromitsuTakagi) 2017年6月29日
検索というだけでそのような制約を求めることがどれだけ技術の自由を無用に奪うことになるのか。
説明されている話でほぼ終了ではあるのだけど、実のところ朝日新聞の記事がスットコだったわけで、それに便乗したというか扇動されたのがあちこちで生じた次第。
しかし最近、ホント朝日新聞によるこの類のミスリードが多いなあ......2つの吉田問題の反省はどこにいってしまったのだろう。
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