記事では単純化されているけど、ホームドアの役割としては、ホーム端を歩く乗客と列車との接触を防ぐのもある。また視覚障害者が扉と間違えて連結部に転落したり、ホームの傾斜により車椅子・乳母車・キャリーケース等が転落したりするのも防げる。https://t.co/U7Q2WMAAI1
— 小熊善之 (@0guma) 2017年7月1日
先日の【東京メトロ全路線全駅のホームドア設置、2025年までにとの計画発表】へのレスポンスの中で、ああなるほどそれは確かにと思った指摘。今後ホームドアに関わる話では積極的に言及していきたいということで、覚え書きも兼ねて。
リリースではホームドアの設置意義として「転落事故、接触事故の防止等」とあり、それは確かに非常に大きな役割には違いない。他方、指摘の通り、視覚障害者が扉と間違えて連結部に転落するのを防ぐってのもある。確率論的に起きる割合は高いとは言えないけど、安全性の確保の観点では非常に大切なお話。常に周囲に誰か注意する人がいるとは限らない。
また、駅のホームが常に整備されているとは限らない(もっとも、ホームドアがあるところは必然的に相応の整備をしないと設置できないのだけどね)。ホームの傾斜により車椅子・乳母車・キャリーケースなどがホームから転落してしまうリスクを減退させる役割も果たす。まあこれは、現状設置されている黄色いぼちぼちの危険を知らせる、視覚障害者誘導用ブロックをもう一工夫することで、なんとかできる気もするけど......。
ともあれ、ホームドアって色々な効用があるのだなあ、と再確認させられる次第ではある。
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