課金周りでトラブっているスマホアプリの管理側の対応ぶりを見るたびに「お金のやり取りを成すシステムの運用は、銀行業務と同じような慎重さと厳密さで成す必要がある」という大原則を、どこまで認識しているのかなと思うのです。ゲーム内ポイントの足し引きとはわけが違うのです。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年6月27日
特定のどのアプリが、というわけでは無く、昨今見聞きするようになったお話への所感として。現金が何らかの形で関与する状況における、スマートフォンのアプリケーションでのトラブルの多さと、そのトラブルへの対処のずさんさを見るにつけ、これでいいのかなあ、という感は否めない。
ゲーム内で独立して実世界のあれこれとはまったく連動性が無いものなら、いくらトラブってもそのゲームの中で完結するから特に問題はない(ゲームそのもののバランスなどの問題は生じるけど)。スタンドアローンのゲームでお金のバグが生じても、ゲームのバランスが崩れる程度で済む。
しかしソフト購入・利用料金以外の部分で何らかの形で現金のやり取りが直接・間接的に発生しうる場合、トラブルが生じたら大問題となる。まさに「お金のやり取りを成すシステムの運用は、銀行業務と同じような慎重さと厳密さで成す必要がある」ことに他ならない。アマゾンでアマゾンポイントを無限発生させるバグがあったとか、オンライン証券やFXで取引業務の不具合が生じて注文が通らなかったら大騒ぎでしょ? それと同レベルの話。
しかしながら現状では、iモードアプリなどのハード事業者管理レベルでのアプリ時代なら、一発で運用停止措置が取られるぐらいのミスが、カウチポテト感覚で生じている雰囲気なんだよね。このような状況が続いていると、どこぞが動き出すかもしれないなあ、という気はする。
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