報道関係者の御発言の内容とダニング=クルーガー効果と

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話によると読売新聞は記者にツイッターをさせないようにしているということなので、なるほど感を覚えつつ。朝日や毎日新聞が特に目立つのだけど、それに限らず東京新聞や沖縄地方紙二紙、そして日経、さらには通信社絡みも合わせ(あとは日本に支社を置いている海外の新聞社の日本支局記者かな)、新聞などのメディア関係者がソーシャルメディアを利用すると、馬脚全開モードに突入する呪文がかけられてしまうのではないかという感を覚えさせるのが現状。

「私達記者は正義、がんばる」が際立った例ではあるのだけど、その記者界隈は総じて自らを高きにある尊い人であり、読者など他の人たちは下々でしかないとの認識を有している感はある。口にこそしないものの、ね。王権神授説の王様みたいな感じ。

これは海外も同様。なので報道媒体に携わる者は、不特定多数に自分の本質、技能を通して、自分だけでなく関わっている媒体をも見透かされることを、十分認識しておく必要があるのではないだろうか......と思ったのだけど、それを理解する見識があるのなら、そもそもそのような暴露的な行動はしないよね、という悲しい結論に。

ちなみにそれらの記者勢は往々にしてプロフィールに「個人の感想です」「所属組織とは無関係です」と記載しているけど、これは通用しない。自ら所属を明らかにし、常日頃はその肩書を利用して意思表現をしているのだから。ましてや認証アカウントなら。個人で、無関係を貫き通したいのなら、肩書を捨てて匿名で利用すればよい。これは何度となく伝えたお話で、ちょいと引いて考えれば常識的なお話に過ぎない。


このような挙動をダニング=クルーガー効果なのだという。説明によると、自意識高い系的なものでもあるのかなあ、という感じ。


で、ざっと指摘されている通り、ソーシャルメディアによる可視化は、報道界隈、特に新聞関連の内情、スキルの実情をあからさまにしてしまっている。見方を変えると、ソーシャルメディアに疎い層は、その実情が見えてないわけだ......例えば記者界隈の発言をプリントアウトして、その記者が属する新聞に挟み込んでみたらどうなるのかな、と思ったりする。「この新聞はこのような発言をなされる記者が作っています」みたいな。新聞の正体見たりSNSとでも詠んでしまいたくなる。


このような指摘もあるのだけど、ソーシャルメディアで実情を暴露してしまう記者っての、無論新人さんや一介の記者の方もいるのだけど、相応の肩書を持つ、役付きの人も多分にいるんだよね。で、そういう人たちからしてアレな実情では、「記者個人の文章をそのまま垂れ流したら有象無象の文章になる」というのも、慰めにはならないような気がしてならない。上から下まであんな感じ、というところだな。

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このページは、不破雷蔵が2017年7月16日 08:00に書いた記事です。

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