野々村議員のあたりから思っていたけど、あの手のメンタルの調子が悪い人をニュースで取り扱うの、「病気の人を見世物にしちゃいけません!」という近代的倫理観もあるのだけどそれ以上に、こちらの調子も悪い時に見ちゃうとこっちも引きずられるから、公共の電波で軽々しく扱うべきじゃないよね......。
— 犬紳士 (@gentledog) 2017年7月16日
先日の【テレビは「見世物パンダ」的な悪行を成していないか】で言及した、メンタルにトラブルを抱えているような人を「報道」の大義名分を利用して何度となく伝え、なかばさらし者的に用いている手法。もう一つ、何か心の中にひっかかるようなものがあったのだけど、この指摘ですっぱりと分かった。ああ、繰り返し見ていると、あの状態そのものに引っ張られるんだ。
無論そんなことはないという人も多分にいるのだろうけど、テレビは一種の洗脳装置みたいなものだから(多数の器官に訴えかける情報を、反復して受け取らせる)、心構え無しに受け止めていると、いつの間にか引きずり込まれてしまう。例のテレビから出てくる貞子さんみたいな話だけど、あながち笑ってもいられない。
それだけ注目されるのだから、受動的に視聴者が利用する放送メディア、特にテレビにとっては美味しいコンテンツに違いない。ただそれは同時に、倫理的にやっちゃいけない領域に足を踏み込んでいるのと同義。
漫画などよりもよっぽと教育に悪いモノではないだろうか。
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