「ボタンが多いから悪」なのではなく、「とりあえず今は無視していいボタンがどれかわからないことが悪なのだ。そこには当然慣れもある。ゲームパッドは複雑化で槍玉にあげられやすいが、分かっていれば「いま使わないボタンを無視」できるので怖くなくなる。テレビのリモコンも似たようなもの。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年7月18日
「コンビニのかっこいいコーヒーサーバーにテプラが貼られまくる」のも根は一緒で、「いまどれを押すべきか、無視できるのか」がわかりにくい、というデザインの敗北による。そういう意味じゃ、日本のテレビのリモコンって、そこそこがんばってるような気もするんだよなあ。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年7月18日
例の某コンビニのコーヒー端末のように、ボタンが多ければ分かりやすいのかどうかって話は定期的に流れるけど、それだけUI(ユーザーインターフェイス、使い手側の使いやすさを考えた利用機器の設定・仕様)ってのは難しい問題に違いない。
それじゃボタンを少なくする、いっそのことボタンを無くして音声のやり取りでやればいいのかってことになるけど、それはSiriになってしまう。ただそれは、柔軟性の度合いや操作時の周辺環境、使う側の身体的な問題、何を話せばよいのかってことになるので、それはそれで難しい。
ボタンを少なくしてスライドバーとか回転式のものにしてメニューを差し替えるようにするってのもあるけど、それもまた機能的に複雑化するばかり。要らない機能を排除して、ほしい機能だけ使いたい。最近の電子レンジはごちゃごちゃ色々な機能があるけど、実際に使う機能はその数分の一。スマホだってそうでしょ?
そう考えると指摘の通り、ボタンがごちゃごちゃあること自体は悪い話ではない。最低限、あるいは自分が普段使う限りではどのボタンを用いればよいのかが分かればよい。エアコンのリモコンでは多分に、最低限使う部分だけ露出してあって、あとはふたがかぶっていてその機能が必要な時に開けて押すって仕組みになってるけど、これは一つの発想的な行き着く先。
なんかカッコいいと使いやすいとは別物なのだね。
左が東芝のテレビリモコン。右がAmazonのfire stickです。世界で売るためには、左のわかりにくさは絶望的。役所に出す書類もわかりにくい。身近なもののUI(user interface)のわかりにくさは、僕らの自由と利益を奪っています。 pic.twitter.com/pzfJhIVZ6G
— くろせ雄大 交野市議会議員 (@KuroseYudai) 2017年7月16日
いや。
— リフレねこ (@hayashi_r) 2017年7月18日
お年寄りへの説明のし易さは圧倒的に左側の日本リモコンが上だよ。電話越しに説明してみるとよくわかる(=ΦωΦ=)∫https://t.co/wRkW4deN2n
これもよく言われる話だけど、ボタンが多いのがダメ、少ないのが良いってわけでもない。複数プロセスでなく、物理的なボタンを一発で押して操作できることのやさしさ、分かりやすさってのもある。この辺りは学術的に研究もなされているのだろうけどね......。
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