時系列のゆがみと「民主主義の敵」と

| コメント(0)


この「時系列のゆがみ」との指摘はそば事案(森友、加計)でも強く感じたもの。悪質系まとめサイトでもよく使われている手なのだけど、新聞やテレビ、特にテレビのような一過性でその場の印象勝負が強いメディアでは、時系列に整合性が合わなくても、なんとなくその場の印象で正しいように思えてしまう。頭の中の処理が追い付かないからだ。

恐らくは昔からそういうことをやらかしていて、すーっと誘導させられていたのだろうけど。インターネットの普及に伴い情報の本質が大いに変化したことで「なんだこれ、おかしいじゃないか」という指摘ができるようになった。でも、テレビや新聞だけ、それを主軸にしている人は、そこまでの精査ができない、しないので、相変わらず振り回され、だまされている。あれだな、「マトリックス」の世界のようなものだな。

今件が良い例だけど、今の報道界隈は時系列的なものの考え方ができないか、時系列を無視して騒いで印象操作できればそれでよいとの姿勢で報道をしているのか。いずれにしても極めて大きな問題。レストランの調理場に三歳児か、毒殺犯が居るかどちらかの状態のようなものだから。

もとより、時系列的に物事を考え整理して、正しく解釈して情報としてまとめるのは、報道の仕事。それが出来ていないのは、仕事をさぼっているのに他ならず。警察官が私用でパトカー乗り回して旅行に行くようなもの。


こちらも似たような話。「こんな人たち」に関しては先日【報道の切り貼りと「報じない自由」と】で解説した通り。実態としては指摘の通り、民主主義に反する行為者、敵、さらには法令違反者を持ち上げ、賛美し、体制へのネガティブキャンペーンに用いるその手法は、まさに新聞社自身が民主主義の敵に他ならず。

要は自分達でフェイクニュースで扇動しておいて、それを一般市民が認識したかのようにまた記事で煽る。マッチポンプ方式なのだよね。これって反社の機関紙と何ら変わりはなく。少なくとも、沖縄の地方紙二紙と同じレベルにまで落ちたと判断しても間違いではない。

報道の、本当の報道姿勢はいずこにありや。全世界は知らんと欲す。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2017年7月21日 07:41に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「世の中にはいくら説明しても分からない、理解力の無い人もいる」です。

次の記事は「ヤフーツールバーが終了するという話」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30