国の借金1078兆円=1人当たり851万円―6月末(時事通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/QrUDmfwMiM @YahooNewsTopics いつものツッコミコメント付き。「国の借金」との表現を通信社がまだ使っているとは。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月10日
財務省から四半期単位で更新発表される「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」が出てくるたびに、この類のコメントをしなきゃならないのは、何度万引きでつかまって怒られても、こりずに万引きし続ける悪ガキへのツッコミをするようで、非常にナニな感じではあるのだけど。
国債の発行額は国の借金でなければ、国民一人当たりで計算するのもおかしな話。そのような表現は確かに分かりやすいかもしれないけど、正しくない。
最近では日銀が国債を購入する割合が増え、「意味が無い」と一部専門家は言及していますが、日銀が得た利益(国債の利息)のうち経費や税金を支払った後の剰余金は、準備金や出資者への配当に充当されるものを除き、国民の財産として国庫に納付されます。さらに政府は日銀の株式を55%保有し、相応の配当も受け取れます。
これぞまさに印象操作的なフェイクニュースに他なりません。
今回のコメントはこんな感じ。冒頭では『「国の借金」』と一応鍵カッコつきで表記してるけど、タイトルはそのままだし、文末でも「国の借金は2017年度末に1223兆円に膨らむ見通し」と、わざとなのか間違ってなのか、鍵カッコを忘れてしまっている。
このような報道を通信社が成すとは、ねえ......。
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