警報、避難も防衛力の一部
— 武内和人【安全保障学を学ぶ】@次作準備中 (@Kazuto_Takeuchi) 2017年8月30日
昨日のJアラートを聞いた方々の中には、早々に対応を諦めてしまう方や、警報に怒り出す方まで一部にいたそうで、残念なことだと思います。
今回のような警報や避難は軍事の用語では民間防衛、日本だと国民保護と呼ばれており、広義の防衛活動の一部に位置付けられます。続
民間防衛は人的犠牲を軽減する意味でも重要なのですが、平時からの教育訓練を通じてパニックを軽減することにも役立つと言われています。
— 武内和人【安全保障学を学ぶ】@次作準備中 (@Kazuto_Takeuchi) 2017年8月30日
欧米諸国では冷戦期に民間防衛の取り組みが始まりましたが、日本で国民保護法が成立したのは2004年のことで、訓練状況も含め体制はまだ不完全です。続
特に問題が多いのは、冒頭で言及した事例のように、国民の一部に主体性が見られない点だと思います。
— 武内和人【安全保障学を学ぶ】@次作準備中 (@Kazuto_Takeuchi) 2017年8月30日
警報が出ても自助の努力を諦める人は、実際に被害が出れば周囲の人々や政府に援助を求めるでしょうし、平時から備蓄を準備する努力もしていないでしょう。
そうなれば、民間防衛は成立しません。続
現代の安全保障環境では空からの攻撃から民間の被害を軽減し、経済への影響を最小限にする努力が防衛のために必要です。
— 武内和人【安全保障学を学ぶ】@次作準備中 (@Kazuto_Takeuchi) 2017年8月30日
そうした活動の必要性は冷戦期にすでに知られており、日本はこの点において後進国であることを率直に反省し、改善のためにできることから取り組むべきだと思います。終
民間防衛ーあらゆる危険から身をまもる https://t.co/Pn6egKGo89 ネタ用覚え書き。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月30日
先日のJアラート周りの話は個人的には非常によい働きをしたと感じている。何より求められていた仕様通りに作動したし、必要性を再認識させてくれた。緊急地震速報のありがたさと同じような印象。他方、Jアラートが鳴り該当事案の情報が収集されるようになったあとで色々とお騒ぎになられた界隈を見るに、指摘されている「民間防衛」の話が頭をよぎる。
指摘では「国民の一部」とあるけど、個人の範囲で見られた限りでは大体2パターン。1つは本当に知らなくておたおたしてしまったりパニックに陥るパターン。もう1つは本当は知っている、認識している、理解しているにも関わらず、自らのしたいこと、例えば社会批判や政権叩きを優先するがあまり、世の中への扇動や無知のふりを決め込むパターン。
前者は情報の周知と啓蒙を成すことで状況を改善することは可能となる。無論、駄々をこねたりクレーマー化する可能性はあるけど。問題は後者。反社会的存在としてチェックすべきなのかもしれない。指摘されている通り、有事の際には社会に仇名す可能性が否定できない。無論その可能性は震災後の風評被害をはじめとしたあれこれで、すでに実証済みだけど。
万が一、世の中が混乱するようなトラブルがあった時も「それなんで起きたか」の情報があれば、避けられるトラブルはある。緊急地震速報やJアラートの本質はそれだし、ネット回線のトラブルにいち早く回線事業者がアナウンスを出すことにも、同じ価値がある。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年8月30日
朝も書いたけれど「警告されても直接回避手段がない」ことは、緊急地震速報やJアラートにとって欠点ではない。なにかが起きること、それがなにかという正しい情報がすぐに伝わることが重要。情報だけで人は救えないが、情報があれば助かるものや回避できるものがある。「素早くかつ正しく」が大切。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年8月30日
国民保護 弾道ミサイル落下時の行動について | 政府広報オンライン https://t.co/r5FfYeWCMh
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月29日
Jアラート鳴ってもどうすればいいかわからないっていうのはなあ・・・だから訓練してる自治体もあったのに、マスコミはそれを「効果があるのか?」、「そこまでする必要があるのか?」みたいな報道ばっかしてて、半ばバカにしてたんだからしょうがないだろうとしか。
— 織部ゆたか (@iiduna_yutaka) 2017年8月29日
今日分かったJアラートの最大の敵は、「こんな時間に起こすんじゃねえ」「どうせミサイルなんて来ねえから」などと嘯く連中の存在。小中学校の避難訓練でも、それがカッコいいと勘違いしてる小僧が必ずいた。避難や危険回避の行動を見下す連中の言動は、他人の命をも危険にしかねない。
— 菊池雅志 (@MasashiKikuchi) 2017年8月29日
指摘の通り情報はそれだけでは何の役に立たないかもしれないけど、それを用いて有益化できるきっかけにはなる。たくさんの人に役立つ可能性がある。生肉はそのままでは食べられないけど、調理して色々な料理を作れるという感じ。塩でもいいな、塩はそのままなめて食べないけど多様な料理を美味しくできる、的な。
避難訓練の時にカッコつけて他人の訓練を邪魔する人は必ずいる。そういう人たちは自分自身だけでならともかく、他人にも迷惑をかける。むしろそれを自分にとっての益と成す考えを持っている。Jアラート周りに関しては、より一層意図的に、自分の益のために他人の挙動を邪魔するのだから、余計に悪質だと見なければならない。
震災後のあれこれで、こういう界隈がいかに社会にとって罪悪かは十分裏付けが取れている。それらを避け、パージする意味でも、よい訓練だったのかもしれない。オオカミ少年のあぶり出し、というと表現が過ぎる気もするけれど。
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