米ミレニアル世代の新発見:アンテナ(ウォール・ストリート・ジャーナル) - Yahoo!ニュース https://t.co/IfmFQVyaPZ @YahooNewsTopics ネタ話っぽいけどネタのカテゴリでは無いし......
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月3日
称賛を浴びているのはテレビのアンテナだ。「ラビットイヤー(うさぎのみみ)」とも呼ばれる約70年前の発明品だが、最近ではカセットテープやビデオカセットレコーダーと同様、がらくた扱いされていた。そのアンテナが静かに人気を集めている。人気を後押ししているのはケーブルテレビ以前の生活を知らず、主にインターネットを使ってネットフリックスやフールー、HBOを視聴する世代だ。業界団体の全米民生技術協会(CTA)によると、今年の米国内でのアンテナ販売台数は前年比7%増の約800万台と予想されている。
紹介を受けて目を通してアゴがかなり外れたお話。イギリスのデイリーメールとかならともかく、ウォールストリートジャーナルでこんな話が出てくるとは。一応原典もたどってみたけど、ちゃんと(要登録だけど)存在していたので、日本版の作りネタでもなし。
要はアンテナを立ててテレビを観るというスタイルが忘れ去られていて、それをやってみてテレビが無料で観覧できることに多くの人が驚き、専用アンテナが売れているというもの。
記事にある「全米放送事業者協会(NAB)が6月に行った調査では、米国人の29%が地域のテレビ放送を無料で視聴できることを知らないことが分かった」との話もそれを裏付けるものだけど、NABのサイトを確認してもその類の調査結果は公開されていなかった。探したりないのか、あるいは報道関係者向けのリリースとして出されたのか。
ただ、説明の限りではあながちネタでも無さげだなあという感はある。日本のアナログからデジタルへシフトのように米国でも成されたシフトに合わせ、テレビ番組......というか映像放送の需要は多分にCATVに移行してしまった。さらにCATVからHuluやNetflixのようなオンライン視聴サービスに移る人が若年層を中心に増えて(コードカッター現象)いる。そのような人たちにとっては、無料のテレビ放送をアンテナを立てて観るってのは、二世代前の話でしかない。資料を調べればそのようなスタイルが存在していたことを知ることはできるし、実際にやっているところを見れば理解できるけど、元々知らないのならば調べるきっかけすらないし、昔にあったことを知っていても「すでに終わったサービスでは」と判断するのも不思議ではない。
時代の流れが急激なものとなると、この類のジェネレーションギャップも頻繁に起きるようになるのかなあという観点では、非常に興味深い話ではある。
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