ふと。所謂アトランティス大陸とかムー大陸、その他古代文明で結構存在も合わせた情報が曖昧だったりネタ話クラスだったり伝承レベルな確からしさなのは、現在の情報の密度に反した保全性同様の事象が生じていて、記録の断絶が生じた結果ではないかな、と。...というネタぶりをすると話が数本できそう
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月5日
先日の【ゲームの歴史の断絶時代、とか】で社会文化様式の類が継続されない、記録として残らないのはマズいんじゃないかな、というお話に絡んでの妄想。世界史では有名な古代四大文明も今ではいくつかが結構怪しげな状態になっているし、中国史に限っても殷周秦漢の前の夏王朝とかさらにその前の神話伝説時代とか、色々と曖昧な話も多い。また、ツイートでも指摘してるけど、アトランティス大陸とかムー大陸とか、インドの古代王朝で神話化している話とか、果たして単なる物語としてとらえて良いものか否か、結構悩まされる。見方を変えると、物語としてだからこそ、今に至るまで伝承され得たのではないかな、と。
と考えて。先の話のように、その時代の人が扱う、処理する上では便利この上ない手法の情報形態でも、後々に残していくという観点では、非常にもろい、危ういのではないかなと考えると、伝承化している過去の文明の多くも実は、似たような状態だったのかもしれないなあ、と思ったり思わなかったり。
実際、先の米国でのアンテナでテレビを観る話じゃないけど、いわゆるガラケーとかポケベルも、今やそれに近い領域に入っている。技術の加速化は同時に、技術の世代代わりを加速化されているのであり、経過年数と超えていく世代数との間隔がどんどん開いていく。昔は半世紀ぐらいたたないと一世代分の技術進歩が無かった分野で、わずか数年でそれが生じるとか。あるいは世代云々ですらなく、新たな系統へのシフトも生じている。同時に、長期間に渡る情報の保全への思惑も薄らいでいく。元々そのような前提でつくられていない場合もあるし、コスト削減や技術向上のために無くしてしまうってのもあるし。
SF作品の場合、このような状況だと、巨大なデータベース(それこそバベルの塔みたいな巨塔とか、惑星そのものをコンピュータ化するとか)を作って保全するという話が出てくる。遺伝子レベルのデータベース化は北欧でやってたかな?
情報は取り扱い方が楽になればなるほど、同時に保全期間が短くなる。注意を怠るとあっという間に失われてしまう。経験している人が居なくなれば、無かったことになってしまうかもしれない。この辺りの反比例性は、どうにかして解決しなきゃならない問題なのだけどなあ......。良い方法が見つからない。
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