メニュー決定はガチャで、な仕組み

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そんなガチャめしが生まれたのは、ある社員の一言がきっかけ。夏季ハイシーズン(※旅行客が集中し、混み合う時期のこと)対策会議の際、「券売機の行列を解消する」「回転率を上げる」という議題でさまざまな意見が出た中、ある社員が「昼飯なんかなんでもいいわ~」と声をあげたそう。


実はここが盲点で、その一言で「何を食べたいか決まっていないお客さんがいる」ことに気づいたとか。そこで彼らをターゲットに「お客さまのなんでもいいわ~を解決する!」 がテーマに。そしてただ単に券を買うだけでなく、「買う」こと自体を楽しめて、夏休みにファミリーで楽しめる要素も盛り込んだ結果、「ガチャめし」が生まれたのです。


ということで、期間限定・場所限定ではあるけど、カプセル玩具の仕組みを使って何が注文されるのか分からない「ガチャめし」なるものは実在したという話。確かに「特に食べたいってものがあるわけでも無し」という時には、こういう仕組みが用意されていると、色々と楽しみながら食事ができるって点でもポイントが高い。

以前カプセル玩具の筐体を使って入場券を発行するという仕組みも紹介されていたけど、それは中身が同一。何が出てくるか分からないって観点ではこちらの方が元々のスタイルを上手く活用した点でレベルが高い。

当方のように好き嫌いが多かったり体質上食べられないものがある時には、ちょいと躊躇してしまうけれど、この仕組みって結構汎用性が高いし他の場所でも採用できるのではないかな。メニューそのものではなく、付け合わせとか具材でもいいし。居酒屋においたら受けそうな気がする。


「7つ以上の選択肢では合理的な選択ができなくなる」って話は似たようなのをどこかで聞いたことがあるのだけど、一次ソースが見つからないので留保。ただ、選択肢が増えるにつれて色々と迷ってしまい、じゃあ知っている無難なのでいいやとか、適当なものを選んでしまうって経験は何度となくしているので、理解はできる。

あるいは自宅でも一台こんなものを置いてメニューを作れば、栄養の偏りも気にしなくて済むのかな......と思ったりして。まぁ、デジタルでやってもいいんだけど、雰囲気が、ね。

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このページは、不破雷蔵が2017年8月 9日 06:43に書いた記事です。

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