景気ウォッチャーの「出版・印刷・同関連産業」コメントより
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月8日
・以前に比べて少なくなったが、業績不振による同業他社の廃業がいまだに続いている
・自治体からの発注量が減少している。また、業界内での価格競争が激しくなっている
(続)
・ここ3か月の受注量が極端に減ってきている。毎年、夏の需要は減る傾向にあるが、想定以上に減少している。周囲からも良い声は聞こえてこない
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月8日
・毎月のことだが、資金繰りがとても大変である
...印刷業周りはかなり大変なようで。
先ほど本家サイトで掲載した、景気ウォッチャー調査のコメント欄の話。コメント欄は非常に多種多様な業種の生の声をタイムラグが短いレベルで確認できるので、非常に役立つ資料ではある。今回目に留まったのは、出版業界のお話。いくつかのキーワードで検索して、該当コメントを抽出したところ、景気の良いお話はほとんどなく、大変だという内容ばかり。
無論すべてがこんな感じってわけでもないのだろうけど、確率論的には全般的に苦境にあるのだなあというのが分かる。少なくともソーシャルメディアで見聞きしている話はネタとかいうレベルのものでは無いのだろうなあ。特に自治体からの注文が減ってるってのはちょっと驚いた。官公庁では紙の書類が必要不可欠なのに......あるいは回答した印刷関係会社独自の問題なのだろうか。
・採用難のなか、派遣料金の値上げを受け入れる企業の成約数は増えてきているが、企業規模と知名度に頼り市場より低い料金で依頼されるオーダーは人選自体が苦戦している(人材派遣会社)。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月8日
という話もあり、雇用市場の変化に対応してチップを上乗せしないと、人集めは出来ないとの話の裏付けも。
・今まで派遣依頼のあった職種以外の問い合わせや、はるばる遠方から依頼のために訪ねてくるなど、どの業種も人材確保が厳しく、派遣会社に頼るところが増えている(人材派遣会社)。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月8日
減るかと思っていた派遣業数も増えてるのは、非正規の正規化やアルバイト拡充だけではまかなえ切れないからなのかな
人材、雇用市場まわりではこんな話も。正規雇用、非正規の正規化、アルバイトの拡充だけでは雇用需給のミスマッチの対応がしきれない。色々問題はあるけど、派遣の人もマッチングするのなら是非とも、という状況なのかもしれない。それにしては支払いが相変わらず今一つなのが不思議なところ。いや、それこそがミスマッチの主要因なのかも。
テレビ離れの影響か、若い世代の新規加入は非常に低調である(通信会社)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月8日
前年の大河ドラマ人気も落ち着き、次の一手が見当たらない(甲信越、商店街)
といった興味深い話も。
他方、中にはこんな話も。「通信会社」ってのはケーブルテレビ関係かな。まぁ、ネット動画に慣れてしまうと、あえて改めてテレビ契約をして観るってのもあまり考えにくいなあ、と。
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