すっごい才能があるのに感性いっぱつでやってきたせいで、あっという間にスランプに陥って書けなくなってしまった人たちを見てきた。だから自分に蓄積を、と私は言い続けてる。技術や知識は、感性と同じくらいに自分を助けてくれるから。
— 及川眠子 (@oikawaneko) 2017年8月7日
↓以前もツイートしましたが、30年以上昔私がまだ駆け出しのころ業界の先輩に「感性で描けるうちに自分の創作方法は理論化しておいた方がいい、スランプになった時立ち直る手がかりがあるのとないのとでは、それにかかる手間ヒマが全然違うから」って言われました。時代を超えるアドバイスかと>RT
— 山本貴嗣 (@atsuji_yamamoto) 2017年8月10日
自分ならではの方法論とか、考え方とか、仕事の仕方とか。頭の中にもやりとしていて、そこから湧き出るような形で成果が出続けるってことは多い。記憶の掛け合わせとか知識の組み合わせなどでぱっと出てくることもあるからね。
ただ、人間は自分の脳内をパソコンのようにデータベース化することはできない。履歴っぽいのも作られていくけど、それを厳密に数量化して、好きな時に再利用するのも難しい。前はできたはずなのに、どうやったんだっけとか、昔やったはずなんだけどどこにいったっけってのは良くある話。
自分のモチベーションが下がっていたり、心身的に低レベルにある時には、特に自分の頭の中にある、過去の経験を引き出すことが困難になる。引き出しが開きにくくなる、引き出しの中身がごちゃごちゃになって、ほしいものが見つからないという感じ。
その時に、しっかりと自分自身のノウハウ、コツ、テクニック、方法論を論理体系化し、可能な限りデジタルでも物理的な形でも良いので、残しておいた方が良い。脳内をほじくり返すことはできないけど、デジタルならば検索すれば掘り起こせる。物理的なものでも、探せば見つかるかもしれない。
当方の場合でも、文章書きにしても、グラフづくりにしても、その時に気が付いたことは極力覚え書きとしてその場に書いたり、付せん書きにしておいたり、グラフのファイルに注意事項として書き記したり、スケジュール管理ソフトに注意書きとしてしたためている。また似たようなことが必要になった場合、自分に向けた覚え書きが教えてくれる、ってことも少なくない。
確かに覚え書きは面倒くさいけどね。それが自分にとっての財産になるのも間違いない。
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