報道の非対称性と不公平感が印象操作となる

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任期満了に伴う茨城県知事選挙が10日に告示され、全国最多となる7期目を目指す現職と、自民・公明両党と共産党がそれぞれ推薦する新人2人の合わせて3人が立候補しました。


茨城県知事選挙に立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属で、現職の橋本昌氏(71)、自民党と公明党が推薦する新人で元IT企業役員の大井川和彦氏(53)、共産党が推薦する新人で動物愛護活動に取り組むNPO法人理事長の鶴田真子美氏(52)の3人です。


巡回先のサイトで指摘があったのでチェックしたところなるほど感のあったお話。茨城県知事選挙が27日に行われるということだけど、現知事の任期満了に伴うもので、該当知事はこれまで6期連続当選している。色々と細かいあれこれはあるけど、ダイナミックなヘマを今回の任期でやらかしているわけでは無いし、対抗候補が国レベルで注目されるほどの有能な人とか著名人だったら話は別だけど、先日の仙台市や横浜市の市長選挙のように、結果は今の時点でほぼ見えている鉄板選挙。

他方、以前【報道の非対称性と不公平感、「報道しない自由」こと情報の隠蔽と】でも指摘したように、万一大井川氏が当選するようなことになっても、「首相求心力向上」の類は一切報じられることはないだろうけど、鉄板な結果が出て橋本氏が当選するようなことになれば「首相求心力、さらに低下」という報がなされるのは必然。今件のNHKの報道でも「さきの内閣改造後、初めての大型地方選挙としても注目されます」と表記されているように、今から手ぐすね引いているのがよくわかる。

地方自治体の選挙に関しても、その背景や過去の経歴を見れば、結果がどのようなものになるのかは大よそ予想ができる。にも関わらず、結果を支持政党次第でほとんど無視したり、中央政府叩きの材料として振り回すというような、非対称性・不公平な報道が繰り返されるのは、「報道」として正しい姿なのだろうか。地方自治のありよう、情報の正しい公知を放り投げてでも、バッシングをしたいという姿勢しか見えてこないのだけど。あるいは地方軽視、かな。

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このページは、不破雷蔵が2017年8月11日 07:49に書いた記事です。

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