「朝日新聞だから」「東京新聞だから」での情報ふるい分け、それって結局......

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先日の官房長官と「記者」とのやり取りで、語られている内容や主旨を明後日の方向に放り投げて、切り貼りして都合の良いように自己解釈を成し、それを事実として不特定多数に喧伝する。最大限好意的に解釈しても国語能力が絶望的に欠けている、通常に精査すれば意図的なデマ・ガセネタを伝えているようなお話を、「報道」の名の下に繰り返している。スピーカーやプレイヤーが望まれる機能を発揮していないのと同じだということは何度となく伝えているけど、それを東京新聞の記者が朝日新聞とタッグを組んで、当の記者当事者が成しているという事態。

まぁ、本人は「これぐらいの偏向、自己解釈は当たり前の話」「ツイッターなんて戯言だから」ぐらいな認識なのだろうけど、居酒屋での戯言とか学級新聞とはわけが違うのだよね。

指摘されている通り、このような切り貼りによる情報の改ざんが続くと、記者単位では無く媒体単位でパージをしても仕方ないなという感はあるし、同意もせざるを得ない。「その媒体の中には良い人もいるから」との反論もよく見聞きするけど、そのようなフェイズはすでに過ぎてしまっている。今件のような情報改ざんに関して媒体本体が何らかの訂正やら謝罪があれば話は別だけど、その動きが無く、しかも繰り返されているとなれば。

それに正直なところ、人のリソースには限界がある。わざわざ良い記者の良い記事だけ切り分けてチェックするよりは、その媒体全体をパスした方が効率が良い。テレビにしても同じこと。


しばしば食中毒や異物混入事案が発生し、それに対する反省の弁や状況改善の施策が見られない食堂に、足を運びたいか否か、ということ。選択肢がそれしかなければ仕方がないのだけど、そうでない以上、わざわざそれを選ぶ必要は無い。たとえその場所に良い料理人がいたり、美味しい料理があったとしても、全体としてリスクが多分にあるのならば、足を運ばないのが一番無難であるし、安全性は高い。

テロや誘拐事件が多発し、外務省からも足を運ぶなと注意喚起が出されている国に、旅行したいと思う? 今の一部報道メディアが成していることは、そういう事態を生み出しているのと同じなのだよね。

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このページは、不破雷蔵が2017年8月12日 07:05に書いた記事です。

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