終戦の日が近づくにつれて放送される各種番組と報道姿勢と

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8月15日は終戦記念日。それに伴い毎年さまざまな歴史、戦争関連のテレビ番組が放送される......のだけど、かつてテレビの内容を一方向的に受け取るしかなかった時代ですらも、自分の仕事や趣味の上でその方面の話を色々と調べていた当方としては、ツッコミどころが結構あった。ネットが普及浸透して多方面の有識者(本当の意味で)の意見を聞くに、ツッコミをするのは当方だけじゃなかった、むしろ当方のなどミジンコのひとなでぐらいのレベルだったのだと再認識させられる。

池上彰氏に関しても、この数年で大きくイメージが変わってしまった。「番組に語らせられているだけだから」と擁護する人もいるけど、それでは直前に会話をした人の言うなりになる某鳩山氏と何ら変わりはない。今やこの人が登場するお話では、数キロメートルほど距離をおいて眺めた方が安全な感は多分にある。それほどまでに内容への信ぴょう性が疑わしい。むしろ番組や雑誌などが広めたい事、風評したいことを氏の知名度を使って、氏自身もそれを喜び勇んでいるような。ただ、脅されたりしているわけではないのだから、氏自身も同罪ではある。

「専門家の話と一般の人の認識は違う」との話もあるけど。これも何度も繰り返している通り「分かりやすくても正しくない」は絶対やってはいけない。それは単なるウソ、プロパガンダでしかない。


ちょいと長くなるけどNHK周りの話も含め。ネタとして騒ぎやすいから「初発見」「新発見」を掲げたいのだろうし、それって江戸時代の「一番まとい」から何ら変わってないよね、的な。また「新発見」とやるとつっこまれるから「見つかった」という表現を使うようになったとの指摘には、ああなるほどと思うと共に「それをやると『容易に見つかる既存の話があるのに、見つかった云々っていうのは、ちょいと精査能力が足りなさすぎやしくせんか』と突っ込まれるよ」とテレビ局は突っ込まれるよね、という気もする。いや、もうすでにその段階なのかな。

指摘もされている通り、制作側に緊張感が無くなってきたってのも、堕落したような内容が目立つようになった一因なのだろうな。無論、元々ツッコミなど入るような余地が無いメディア構造の中で、手抜きがなされてきたり、目立つため、視聴率を稼ぐためだけの素材としてのみの認識となっていったというのもあるのだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2017年8月14日 07:27に書いた記事です。

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