作家を軟禁して作業させる「カンヅメ」を「缶詰め」と誤記しちゃうのたまに見るけど、正しくは「館詰め」だかんね。
— 前澤まさる@レインボー造型 (@MAEZAH) 2017年8月18日
旅館を手配して上げ膳据膳、布団の上げ下げ等、身の回りのことを全部やってもらえる環境で作業に集中してもらうのが語源だから
でも「書き終わるまで作家を監禁して作業させよう」みたいな人権を無視した事案を指して言うなら「缶詰め」でも良いかな?って気もする。
— 前澤まさる@レインボー造型 (@MAEZAH) 2017年8月18日
作家に敬意が有るのが館詰め、無いのが缶詰め、みたいなイメージ
— 前澤まさる@レインボー造型 (@MAEZAH) 2017年8月18日
当方がライター時代だった時に自身では経験は無かったけど、知り合いが似たような行為を受けていた(しかも編集部内で)こともある「カンヅメ」。締め切りが迫っているのに作者が遊びに行こうとしたり、筆が乗らないとかいいだして作業に取り掛からない状況に対し、編集などが作者を一定環境内に閉じ込めて、作業に専念させる状態。
指摘のツイートのリプライにもある通り、ドラえもんに出てきた未来のアイテムのイメージ(巨大な缶詰めの中に入って、作品が仕上がらないと開けられないようなもの)が強いので「缶詰め」と覚えていたのだけど、指摘されてみると確かに作家の方々のリアルな声の限りではホテル内に半ば軟禁されたり、あるいは自主的に閉じこもって作業を進めたり、あるいは作品内の描写として著名な作家が行楽地のしなびた旅館に長期にわたって宿泊して作品を挙げていくというものがあることを思い返すと、「館詰め」の方が適切なのかもしれない。
缶詰に関する表現 https://t.co/9lXIClKMJL 「人を力尽くで密室に長時間閉じ込めることを、「カンヅメにする」「カンズメにされる」という」うーむ。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月18日
館詰 https://t.co/abiVDGwO0J
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年8月18日
「詰込主義の勉強をする者をいふ。図書館には多く書籍を詰込んであるからいつたもの」
で、元々どっちだったのかなと語源を探してみたのだけど、これが意外に見つからない。「缶詰め」「館詰め」双方とも存在し、今では「缶詰め」の方が圧倒的だったりする。語源関連の専門家にネタ話として投げかけてみるのもありかなあ...と思ったりするけど、自分自身でももう少し精査してみても面白いかもしれない。
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