ぜんそくは死にいたりうる病症

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某番組の解説で「病気を言い訳にせずに」なる表現が用いられて、対象となる本人の意図は別としても、番組側の姿勢が色々とあからさまになったよなあ、というぜんそく事案。まずは色々とツッコミをまとめてみたけど、100%そうであるとの断言はしないものの、ぜんそくが一部で認識されているような、ちょっとせき込む、呼吸がツライっていう程度のものでは無い事は分かるはずだし、当方自身も断じておく。

試しに自分で息を止めてみると分かるのだけど、とてもツライ。そりゃそうだ。人は生きていくのに呼吸は欠かせない生体活動。ぜんそくってのは極論として、それができなくなってしまう恐怖と背中合わせにある状態。普段無意識で行っている呼吸の一回一回を意識しなきゃならないような違和感、体力の消耗が生じてしまう。RPGならば随時毒の沼を歩いているようなもの。


「言い訳」ってのは言い逃れとかずる賢く避けるという意味合いが強い。その言葉を用いることで、病気という大義名分でサボっているとのニュアンスが出てくる。風邪を引いたように思えたのでテストを休むとか、漫画でよくあるパターン。でも風邪薬のCMの話でも言及したように、自分の病症を隠したり無理をして活動する事は、自分自身だけでなく周囲にまでマイナスの結果をもたらすことになる。

精神力だの努力だの頑張りだのと表現するのは、ちょっと違うのではないのかな。グレーゾーンを無理やり広げているという感じがする。アレルギーを持つ人に、頑張れば大丈夫と反応する食品を食べさせるような、それとどこが違うのだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2017年8月28日 07:26に書いた記事です。

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