紙媒体の雑誌と、その記事をウェブ上に転記した時の「受け取り方のちがい」に注意

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先日からまたグーグルの大きな変動があったようで、当方サイトにはネガティブな値動きが確認できて、また理不尽な評価下げを受けてしまっているのかなあというもやもや感を覚えつつ。こういう話もまた、検索エンジンのスットコドッコイなレベルの実情を思い知る例なのだなと考えたりする。

例のDeNAのWelq問題をトリガーとして始まった、ウェブ上の記事の信ぴょう性とSEO問題。Welq周りのような医療系は次のステップに移ったようではあるのだけど、実のところ似たような問題はいくらでもあったりする。英語圏ではこの辺り、どうなっているのだろうかと気になるところではあるのだけど、過去の経験則の限りでは2バイトコードの文字圏の解釈判定はレベルが1段階低いので、もう少しマシな気もする。

で、指摘されているのはビジネスジャーナルというところのウェブ記事。情報サイト云々とあるので、紙媒体をベースとしているわけではないのだろうけど。


ちょいと確認すれば分かる通り、ネタ系ゴシップ雑誌のサイゾーの部局内サービス。いわゆる「中身はサイゾー」。

先行記事【「政府が検討を開始した年金受給開始を75歳に引き上げる案」なるガセネタ】でもちょいと触れているけど、ウェブ記事の利点であると同時に問題点の一つとして、今件のような事例がある。紙媒体ならば雑誌レベルでまとまって手元に来るので、雑誌そのものやその雑誌に載っている他の記事を見比べ、その信ぴょう性やうさんくささを推し量る事ができる。掃き溜めに鶴は滅多にいない。でもウェブの場合は雑誌毎のカラーがあいまいになるのだよね。

指摘している通り紙媒体ならば「ああ、サイゾーだからな」「他の記事は怪しいのでこれもだろう」と脳内でフィルタリングができるのだけど、ウェブの記事だとそれが難しくなる。ましてや、ポータルサイトなどに転送されたら。スマホのような小さな画面で読む事となったら。

便宜性の向上の代わりに切り捨てられていく確からしさをチェックする機能。どうにかしていかないと、困ったことになってしまう......ってもうなっているのか。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2017年9月 4日 07:05に書いた記事です。

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