地方に人集めること自体はそれほど難しくなくて「東京並みの給与の仕事を与える」「よそ者として地域から排除しない」が出来ればOK。昔と違い、ネットが普及した今は地方でも出来る仕事がある。一番問題なのは、自治体や地元が『自分達の流儀を変えてでも人口を増やしたいか』という点。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2017年9月3日
「既得権益はそのまま絶対維持したい」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年9月3日
「新たなリソースは用意したくない」
「可能な限り低コストで使役できる労働力が欲しい」
これでは無理ですよね。https://t.co/jRkf7jdUOJ
先日の某養殖業で人が集まらない云々という話をトリガーにした、地方での人手不足のあれこれ。色々な理由はあるのだけど、ざっくばらんに大まかに、大体なところはこれが原因だったりする。ネットの普及などインフラの整備は進んでいて、距離感ってのは大分概念として気にしなくてもよくなっているのだから、都市圏でなくても構わないという作業、仕事は沢山ある。にも関わらず地方に来ないってのは、都市圏の方が都合が良いから。
その都合の良さとその他のメリットを天秤にかけて、「これなら地方でもいいかな」と思わせるだけのアドバンテージを提供する必要がある。にも関わらず、逆に足を引っ張っていたのでは意味が無い。無論、そういう所ばかりじゃないってのは分かっているけど。
これまでの体制は一切変えたくない、でも人の流入をはかりたい...って、要するにタダで隷属する有機生命体の隷属ロボットが欲しいってことなんだろうな。後藤隊長のいわく「給料のいらない従業員」ということだろう。
「人口減→地方衰退を改善したい」「でも自分達の流儀は変えたくない」「お金も使いたくない」「最善策は余所の人が出すべき」って主張は、「病気は治したいが苦い薬は飲みたくないし高いお金も払いたくない。自分たちの希望を100%叶える治療法は医者が考える義務がある」って言ってるのと同じ_ https://t.co/BCK8z2HAw5
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2017年9月4日
その昔のシリコンバレーは超ド田舎で家賃とかも格安だったのですよ。逆にそれを強みとしてベンチャーの集積地になり、今では大都会を越える家賃レベル。日本の地方で「東京じゃ無いから」と言うのはかまわんが、自治体はそれ胸張って言える工夫や施策行ってきた?工場誘致は産業政策じゃ無いぞ_
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2017年9月4日
例えが随分と雑になるけど、種は巻きたくないし水やりや世話もしたくない、でも果実は欲しいと主張するようなもの。人はそれをするために、対価としてお金を払って果実を受け取るのだけど、それすらもイヤ。単なるワガママ、だだこねでしかないのだよね。
似たような話は昨今の「人手不足」そのものにもある。確かに関連するセクターの人材そのものが枯渇しているって場合もあるけど、その時でも積極的に投資や労働条件の改善を続けていれば、そのセクターで働く事の意義を見出す人が増え、人材プールは満たされるようになる。儲けが出る場で無いと人は集まらない。自分の立場になって考えれば、それはすぐに分かるはずなのだけどね。
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